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2017年08月24日

小規模多機能型すばる 医和生会の研修・ケア事例発表

126. 「家族を感じる介護」を実践・ケア事例発表会③~介護職の中西さん

医和生会グループの専門職が日ごろの看護や介護の成果を発表した21日の「ケア事例発表会」。医和生会小規模多機能型すばるのサブリーダー・中西俊哉さんは「家族を感じられる毎日を~想いに寄り添う介護の実践を通して」と題して事例発表しました。ご利用者様と第三者による介護を不安に感じているご家族を安心させるため、その家庭でなされた同じ方法での介護に挑戦。居室環境や食事介助法などの情報共有を通して信頼関係も生まれ、ご家族から喜びの声をいただいたといいます。

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↑ご利用者様と触れ合う中西さん(写真のご利用者様は事例発表に登場する方とは異なります)

● 父親が施設へ 不安に駆られる次女
ご利用者様は、ほぼ寝たきり生活を送る要介護度5の80代男性(A様)で、妻と次女の3人暮らしです。妻は体調不良のため、次女が介護に当たっていました。ある日、次女が救急搬送され介護者不在になる危機におちいり、市外に住む長女と介護支援専門員(ケアマネジャー)の主導ですぐ「すばる」を利用することに。幸い入院しなかったものの、次女はA様が自宅を出ることに不安で泣き、妻も長女の説得を受け決断。面会に来るたびに次女はひざまづいてA様の手を数時間握り続けたといい、不安に駆られた様子を目の当たりにします。

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● 次女と同じ介護に挑戦
A様とご家族を安心させるにはどうすればいいか―。「すばる」で話し合った結果「家族の介護がつながっている」と感じてもらえるよう、次女の介護法を実践します。次女から受けたノートには、点滴が終わった合図、のどが渇いた時の意思表示、食事介助で口が開かない時の対応法などが詳細に記されていました。枕や室温、声の掛け方、落ち着かない時の対応、飲ませる物、飲ませる手順も同じくします。まるで家族が自宅で介護しているように。次女が食事時間に面会に訪れた場合は、食事介助を依頼してその様子を観察し、改善の参考にしました。

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● 「ご利用者様が家族を感じられるように」
当初、第三者による介護に不安だった次女は、次第に表情が柔らかくなったといいます。面会の際は職員と世間話するようにも。詳細な介護法を知れてご家族の想いに触れることができたと伝えると、「内容が細かくてご迷惑だと考えていたが、そう思ってくれてうれしい」との返事。中西さんは「当初よりも信頼関係が築けている」と感じます。家族が血圧と脈拍の数値を勘違いして不安になったことを知ると、専門的な話が苦手ではないかと察し、主治医からの説明が終わった後も、何度も分かりやすく話してフォロー。今後はA様が自宅で数時間でも過ごせないか検討しているといいます。中西さんは「ご利用者様が家族を感じられる毎日を送れるよう、これからも職員一同、想いに寄り添う介護をしていきたい」と発表を閉めました。

【医和生会の研修・ケア事例】
https://iwakikai.jp/blog/?c=%e5%8c%bb%e5%92%8c%e7%94%9f%e4%bc%9a%e3%81%ae%e7%a0%94%e4%bf%ae