医和生会(いわきかい)に先月入職した新卒の介護職・鈴木は、高校時代の職場体験をきっかけに介護を志しました。「不安が多い」と語りながらも、入浴介助など少しずつ初めての業務に挑戦。感謝してもらえる喜びを感じ、「自分から積極的に動ける職員」を目指して一歩ずつ成長しています。
● 高校時代に職場体験
鈴木は高校2年生だった2018年11月、医和生会の「やがわせデイサービス」で介護職を体験しました。祖父母と同居していたことから高齢者介護に興味を持ち、この職場体験に参加。会話介助や布団の片付けなどしたほか、ソフトボール部員だったのもあってキャッチボールを披露してご利用者様を盛り上げました。当時を振り返る鈴木は「何かをして『ありがとう』と言われて嬉しかった」と話し、この体験が介護職を志すきっかけになりました。それから1年半が過ぎて再び「やがわせデイサービス」に。「職場体験の時と違って周りに気を配らなければいけない」と大変さを口にしますが、当時出会ったご利用者様から「『覚えている』と声を掛けられて嬉しかった」という感動の出来事もありました。
● 「顔と名前を覚えるのが大変」
現在「やがわせデイサービス」ではリハビリ器具への誘導や会話介助をしています。5月13日午前には「今日で3回目」という入浴介助にも挑戦し「慣れてきた」と手応えをつかんだ様子。それでも先月上旬に始まった現場研修は数週間おきに施設が変わるので、「ご利用者様の顔や名前を覚えるのが大変」と苦労も。「間違って声を掛けたら失礼なので、先輩に確認するようにしている」と気をつけています。レクリエーションの時間では脳トレでご利用者様を引き付ける先輩を離れて見学。「人前で話すのは苦手」。そういう鈴木はいずれ挑戦するであろうレク係に備え、回答するご利用者様をほめたり、傷つけずに笑いを取って盛り上げる先輩をじっと見つめていました。
● 少しずつ成長
「自分から積極的に動いてご利用者様を安心させられる職員になりたい」と鈴木。ご利用者様に「トイレに行きたい」と呼ばれた鈴木は、すぐに近づきます。杖を持つ反対の腕を抱え、ご利用者様を安全に誘導。トイレの終わりを知らせるご利用者様からのブザーが鳴ると、サッとトイレの中に入って介助し、自発的な動きを見せました。「認知症の方の介護を自分ができるか…。オムツ交換が一番心配」など不安は大きいようですが、少しずつ成長しています。
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