医和生会(いわきかい)のやがわせデイサービスの高卒新入職員・鈴木がこのほど、ご利用者様に感染症予防の講話をしました。新型コロナウイルスの予防法を勉強し、分かりやすく伝えるため模造紙にポイントを書いて準備。「人前で話すのが苦手」という鈴木は「きちんと聞いていただけてうれしかった」とほっとした表情。発表手順を指導してきた先輩職員は「少しずつ慣れてきている」と成長を感じていました。

先輩・菅野(左)と一緒に感染予防の講話をした鈴木
● 分かりやすく説明できるよう、感染症予防学ぶ
鈴木は昨年春に高卒で入職し、7月からやがわせデイサービスで介護の仕事をしています。今回の講話は、高校では学んでいないであろう感染症予防の知識を身に付けてほしいと、管理者の提案で鈴木が挑戦しました。先輩職員の菅野、田口と一緒に11月から、業務の合間に勉強会を開始。ご利用者様に分かりやすく伝えようと模造紙6枚に情報をイラスト入りで書き込み、チラシを作成して備えました。発表は12月23、29の両日、やがわせデイサービスで計2回行われました。
● 学びの成果を披露
2回目の発表では、白衣に身を包んだ鈴木に、ご利用者様から「頑張って」、職員から「ドクター」と声が飛ぶ温かいムード。鈴木はウイルスの感染経路である「飛沫」「接触」「空気」の3つの特徴を説明し、透明カーテンや加湿器の設置、小まめの換気など「やがわせデイサービス」で行っている感染予防対策を紹介しました。新型コロナとインフルエンザのウイルスの違いも解説。インフルエンザは発症までの潜伏期間が1~4日と短いのに対し、新型コロナは2~14日と長くて発症前でも感染するやっかいさを指摘し「やるべきことは手洗い、マスク着用、せきをする時のエチケット」とアドバイスしました。
● 人前で話す経験に
人前で話す経験をゆっくりと積むため、鈴木は台本を読んで発表。合間に菅野が補足で話してフォローしました。ご利用者様からはアルコール消毒液に関する質問も出ました。鈴木は自分のパートをすべて終えてホッとしたところ、最後に菅野から「今日の感想は?」と想定外で話を振られました。鈴木は驚いた表情を見せながらも「聞いてくださりありがとうございました。予防対策を家でも試してみてください」と締めると、ご利用者様から拍手が起こりました。
● 「次はリラックスして話したい」
鈴木の講話を振り返って菅野は「1回目は緊張していたけど、今回は慣れてきた感じだった」と成長を実感。次なるステップとして「その日のご利用者様の顔触れや様子に合わせ、アドリブを入れて話せるようになってほしい」と話し、想定外で話を振ったのはその期待の裏返しでした。2回聞いたご利用者様は「よく分かったよ。(鈴木は)しっかりしている子だよ」と温かいお言葉を送っていました。介護職はご利用者様の前で体操やレクリエーションを指導する場面もありますが、「人前で話すのが苦手」という鈴木。講話が終わって「緊張した」と胸をなでおろし「(ご利用者様が)ちゃんと聞いてくれてうれしかった」と振り返りました。最近は「体操指導も少しずつ慣れてきている」とも。5月には生活習慣病の講話も予定され「次はリラックスして話せるようにしたい」と抱負を語っていました。
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