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投稿:2018年05月29日更新:2021年05月12日

多職種連携・地域連携

322. 介護報酬改定 ケアマネが疑問を共有・平地区介護支援専門員交流会

いわき市平地区の介護支援専門員(ケアマネジャー)がこのほど、同市の中央台公民館で介護報酬改定をテーマに情報交換しました。グループワークで疑問を共有し、市の担当職員に質問して理解を深めました。

 

● ケアマネジャー約100人が出席
情報交換は5月22日に開催された本年度1回目の「平地区介護支援専門員交流会」。講師は市長寿介護課の3職員が務め、平地区のケアマネジャー約100人が出席しました。事前に聞き取りした7つの質問の答えを講師から聞いた後、6人1組のグループに分かれて情報交換しました。

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● 7つの質問に市の担当職員が回答
講師が答えた7つの質問は、「特定事業所加算の要件の他法人との事例検討会実施で、具体的な開催頻度や計画の提出などのスケジュールを教えてほしい」「退院・退所加算で、カンファレンス有無に関する適正な算定基準は」「デイサービスの提供時間区分を変更する場合、担当者会議の開催はどうするか」など。「医療系サービスの場合の主治医へのプラン提出方法と受領の確認がどこまで必要か」との問いでは、講師は「交付方法は、対面、郵送、メールでも差し支えない。受領の確認は今のところ義務付けされてはいないが、どうケアプランを提出したかの経過は必ず支援経過に残してほしい」などと答えていました。

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● グループワークで疑問を共有
グループワークで、あるグループは主治医との連携について情報交換。介護報酬改定により本年度から主治医にもケアプランの提出が求められるようになり、参加したケアマネジャーは「(担当利用者が多いため)週1回病院に行っている」「病院によっては提出してから返事がもらえるまで2週間掛かり、後日取りに行かなければならない」など、ケアプランを作り直すたびに主治医に意見を求める負担を共有していました。質疑応答では「身体介護の計画でサービスすべき利用者がたまたまその日に体調を崩した場合は生活援助できるか?」「利用者が複数の病院に通っている場合、主治医だけにプランを提出すればいいのか?」などの判断が難しい質問が挙がりました。

【介護報酬改定関連の厚生労働省のページ】
「平成30年度介護報酬改定について」:http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/housyu/kaitei30.html

「第158回社会保障審議会介護給付費分科会資料」:http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192309.html
資料1 平成30年度介護報酬改定の主な事項
資料2 介護報酬の算定構造
別紙  平成30年度介護報酬改定介護報酬の見直し案
参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について