コスモス訪問看護ステーションの訪問看護師・國井は、自宅での療養生活を望む患者様の力になりたいと働いています。かつては療養病棟※で働いていましたが「家に帰りたい」と望む患者様を支えたいと入職。病棟とは異なり、地域の情報や、介護保険サービスの知識の大切さを実感する場面も。「コスモス」の看護の質の高さを感じ、患者様が幸せな余生を送れるよう寄り添っています。
※慢性期の疾患で、長期にわたり療養を必要とする患者様が入院する病棟
● 療養病棟での葛藤
國井は看護師歴約20年で、2年ほど前に「コスモス」に入職しました。入職前職の療養病棟での看護師時代には葛藤も。患者様が元気になって自宅に戻れるようになるためには療養病棟は必要ながらも、「家に帰りたい」と望みながら入院し続け亡くなる患者様を看取ることもあり、在宅医療に携わりたいと思うように。ご家族の介護力不足や経済的な理由で在宅療養が難しい患者様もいますが、家で過ごせれば食事の匂いや2階で音を立てる孫の足音といった生活を感じられる、人生の最期を望む場所で過ごせる支援がしたいと「コスモス」に入職しました。

↑医師らと情報交換する國井(奥右)
● 少しでも安心して看取れるように
國井は午前、午後にそれぞれ1、2件、患者様宅を訪問します。8時半から17時半勤務。夜間の緊急対応の当番の日は、連絡を受けて必要があれば患者様宅に向かいます。訪問看護師になって担当する自宅療養する患者様は穏やかに過ごしていて、ご家族も介護に慣れていて逆に教わることもあるといいます。「穏やかに患者様を看取れ、ご家族の満足した表情を見られた時には安堵感を覚える」と國井。患者様の死期が迫る終末期はご家族が不安になりがちですが、少しでも安心して看取りを迎えられるよう事前から優しい声掛けを続けるのも大切な仕事です。
● 地域の情報や介護保険サービスの知識も大切
自身が感じている課題では「地域の情報や介護保険サービスの知識が不足」と話します。末期がんの患者様の視力が低下し、視力検査やメガネ調整の訪問サービスが必要になったところ、「コスモス」の鈴木科長がすぐに繋いで解決したことがあったといいます。このサービスに繋げられなければ、その患者様は貴重な余命をよく見えない状態で過ごすことになっていたかもしれません。「情報量がすごいと思った」と國井。地域にあるサービス・情報、介護保険サービスとの連携も在宅医療では大切になると感じていました。
● コスモス看護の質の高さ
「コスモス」の職員陣について「みんなプロフェッショナルで、ハイレベルの訪問看護をしている」と自負。入職当初、「引き継いだ患者様宅を訪問するとすでに信頼関係が築けていて支援しやすかった」と話し、これまで培ってきた「コスモス看護」の質の高さを感じたといいます。「こうしたこれまでの伝統を引き継いでいきたい」とも話し「コスモスは医和生会の理念を忠実に守っていて、職員間の雰囲気もよく協力し合って働けています」と充実しています。
● 「体調管理に気をつけたい」
訪問看護は寒い日も暑い日も患者様宅に足を運ぶため、自身の健康管理や体力維持も大切な仕事と話します。國井は「体調管理に気をつけて、1日でも長く働きたい」と話します。「自宅で療養したいと希望する入院患者様が『コスモスがある』と安心して気に掛けてもらえるよう、これからも頑張っていきたい」と抱負を述べていました。
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