当法人医和生会グループのいわきの里が運営する「ショートステイよしま」のご利用者様がこのほど、柏餅作りと抹茶を楽しみました。お点前を披露したのは、いわきの里の運営推進会議の委員と民生委員を務める茶道歴50年の吉田宗悠さん。ホール内に大きな赤い和傘を立てて雰囲気を演出し、こだわりの器と真心を込めた一杯で一期一会のおもてなしをし、ご利用者様を笑顔にしました。
● 和傘、生け花 しっかり演出
運営推進会議で吉田さんにご利用者様のためにお点前を披露してもらえないかと話が盛り上がり、柏餅作りイベントに合わせて実現しました。施設で抹茶を点てるのは初という吉田さんは5月1日に「ショートステイよしま」を訪れました。ホールには吉田さんが持参した天井に届きそうなほど高い赤い和傘を設置。傘の中棒には茶花のウラシマソウを生けてご利用者様の目を楽しませるおもてなしも。渋すぎない方が飲みやすいだろうと口当たりの甘い茶を用意する気遣いをのぞかせた吉田さんは、華麗な手さばきで一杯一杯に真心を込め抹茶を点てました。
● ご利用者様もにっこり
ご利用者様は職員と一緒に柏餅作りを楽しんだ後、“お茶会”が始まりました。両手で包み込むように美しい器を持ち上げ、ゆっくりと抹茶をすすります。柏餅をほお張り、職員と談笑するひと時を楽しみます。「おいしいです」とほほ笑むご利用者様に、吉田さんは「うれしゅうございます」と満面の笑み。茶花に興味を持ったご利用者様と話に花を咲かせ、短い出会いを大切にしていました。