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投稿:2018年04月12日更新:2019年05月30日

医和生(いわき)会全体

291. 山内クリニック開業25周年インタビュー①・開業当初からの勤続職員

当法人山内クリニックが本日12日、開業25周年の節目を迎えました。山内俊明院長と職員5人でスタートした小さなクリニックも、地域の皆さまの支えで職員170人の組織へと成長。「自分の生活の場で安心して療養を継続できるように」と山内院長が開業し、今では11の医療・介護福祉施設を運営して患者様の在宅療養を支える環境を整えてきました。そこでこの四半世紀の歴史を振り返ろうと、関係者にインタビューを不定期で連載します。第1回目は、開業当初から勤続する医和生会の歴史を知り尽くした、診療科の看護師・佐々木敬子と介護・医事課の小野由美子。

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↑四半世紀を振り返る佐々木(右)と小野(中央)

―開業から25年が経ちますね。
佐々木(以下佐) 長いようであっという間ですね。山内クリニックは当初、閉院した四戸医院の建物を継いで始まりました。わたしは元々その病院で看護師をしていました。閉院して看護師を辞めるつもりでしたが、その後も続けて25年が過ぎました笑

小野(以下小) わたしは医療事務の資格もなかったのですが、ご縁があって雇ってもらえて今でも感謝しています。当初は間違えることも多かったのですが、山内院長は「分からないから当然」と温かい目で見守ってくれました。

―当時の雰囲気はいかがでした?
佐 開業当初からたくさんの患者様が訪れ、汗だくで働いていたのを思い出します。毎日帰る時間は夜7時くらいでしたね。

小 山内院長にお弁当を届けていた山内真理子専務理事が、職員にみそ汁を振る舞ってくださっていました。お昼時間が近づくと診察室までみそ汁の匂いが漂ってきていたのが懐かしいです。お昼には炊き立てのご飯も食べられたので、おかずだけ持ってきてみんなで食べていました。昔はアットホームな感じがありましたね。

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↑建て替え前の山内クリニック

―思い出はありますか?
小 当時は毎年社員旅行がありました。近くは仙台、山形、遠くは北海道や九州にも行きましたね。職員20人くらいでバスを貸し切って旅行したのも覚えています。飲み会も毎月のようにありました。

佐 横浜旅行ではナイトクルージングしてステーキを食べましたね。薬局「タローファーマシー」(山内クリニック脇)の職員も一緒に参加していましたよ。

佐 忘年会もにぎやかでした。湯本や四倉の旅館に1泊して宴会して、そこで出し物も披露していました。山内院長が二人羽織をした時は盛り上がりましたね。わたしたちはチアダンスをしました。そのために休憩室で練習もしていましたよ。

小 仮装もしました。ウェディングドレスを誰かに着せた記憶があります笑

―活発にイベントが開かれていたのですね
小 昔の駐車場で、餅つきやバーベキューもやりました。職員の子どもたちも一緒に参加してにぎやかでした。

佐 山内院長の親しい患者さんが発起人となって、色々イベントがありました。料理人の患者さんが鍋を振る舞ってくれたこともありました。

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↑現在の山内クリニック

―今の医和生会をどう思いますか?
小 今はだいぶ職員数が増えて組織化され、かつてのようなアットホームさを味わうのは難しくなっていますね。時々掛かってきた内線の電話相手の顔が分からない時もあります。でも地域の方々を多く支援していくには、昔のクリニックのままではできないでしょう。

佐 そうですね。職員5人から始まって、ここまで大きくなるとは当時想像できませんでした。職員数が増えて昔ほどの交流はなくなりましたが、成長している事業所の一員として働けるのを幸せに思います。

―これからの医和生会はどうあってほしいですか?
小 ここまで大きくなれたのはすごいこと。これを維持してこれからも地域から信頼される医和生会でいてほしいです。

佐 規模は大きくなったけど各施設がしっかりしているので、集まった時には一致団結できる。山内院長の長女夫妻も医師として加わり、さらに大きくなっています。これからも飛躍していくために私たちも力になりたいです。

(続く)