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投稿:2018年03月26日更新:2021年09月23日

研修会・勉強会 医和生(いわき)会全体

279. 医療介護の連携促進、看取り強化…介護保険改定に備える・当法人研修会|求人・採用・教育

来年度の介護保険改定について学ぶ当法人の研修会がこのほど、当法人山内クリニック会議室で開かれました。職員約50人は改定の4つの基本的方針を踏まえて特徴的なポイントを学習。医療と介護の連携、看取り、リハビリ強化、介護ロボットなどを推し進めようとする国の狙いを考えました。

 

● 介護保険制度の改定経緯も振り返り
当法人の介護保険と企画の両部が14日に開いた研修会には、介護支援専門員(ケアマネジャー)、介護、看護などの職員が参加。講師は、当法人企画課の飯塚大輔課長が務めました。飯塚課長はこれまで6回あった介護保険制度改定の経緯を語り、2006(平成十八)年度に始まった小地域での「地域密着化」や「介護予防」の推進といった例から、国の決定は固くその後も続くという読みを共有。団塊の世代が75歳以上を迎える「2025年問題」にも触れ、将来さらにひっ迫する社会保障費の予測も説明しました。

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● 介護ロボットの普及進む?
来年度の介護保険改定の4つの基本的な考え方が「地域包括ケアシステムの推進」「自立支援・重度化防止」「多様な人材の確保と生産性の向上」「介護サービスの適正化」だと解説。「地域包括ケア推進」では、終末期ケアや看取りを強化すると加算されます。例えば介護老人福祉施設では、看取りを見込んで配置医師が早朝・夜間・深夜に対応すると加算されるようになります。医療と介護の連携では、退院・退所時でのカンファレンスに医師が参加すると評価されます。「自立支援・重度化防止」では、ADL(日常生活動作)維持の成果が大きい通所介護事業所に新しい加算が設けられました。「人材確保」では、介護ロボットが夜間職員の代わりにできるようになったのは新しい傾向として紹介されました。飯塚課長は、ロボットを普及させるにはまだハードルが高い制度になっているだろうと分析しつつも、国は一度決めた事を徹底して続けているこれまでの改定経緯から「次回無くなることはなく、さらに普及しやすい制度になっているはず」と次期改定の3年後を見すえていました。

【介護報酬改定関連の厚生労働省のページ】
「平成30年度介護報酬改定について」:http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/housyu/kaitei30.html

「第158回社会保障審議会介護給付費分科会資料」:http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192309.html
資料1 平成30年度介護報酬改定の主な事項
資料2 介護報酬の算定構造
別紙  平成30年度介護報酬改定介護報酬の見直し案
参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

【関連記事】
「主にリハビリ関連の介護報酬改定を確認した『いわき訪問リハビリ研究会』の研修会」

 

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