医和生会(いわきかい)山内クリニック・通所リハビリテーションは歩行分析AIシステムを使用しています。客観的に数値化された分かりやすい結果を確認でき、ご利用者様はどれほど歩けるようになったかを知ってリハビリ意欲を高めています。
● 4項目で計20点満点評価
このシステムは株式会社エクサホームケアが提供する「CareWiz トルト」。ご利用者様が歩行する様子をスマートフォンで撮影し、その動画をトルトに投稿することで歩行の安定性や速度などを数分でAI解析できます。「速度」「ふらつき」「リズム」「左右差」(歩行時に足に掛かる体重のバランス)の4項目を各5点、合わせて20点満点で評価。写真付きで数値化された結果を通し、自身の歩行を客観的に分かりやすく見ることができてリハビリ意欲の向上につなげます。
● 「歩行」のフィードバック充実へ
通所リハビリテーションは、多くのご利用者様が目標に掲げ、リハビリの基本でもある「歩行」のフィードバックをさらに充実させようとシステムの導入を決め、去年10月から利用を開始しました。
● 歩行姿勢を撮影
実際に使用している様子を見学。理学療法士の職員が撮影用のスマートフォンを固定で設置し、ご利用者様と付き添って5メートル区間を片道歩行。歩行の様子を撮影した動画データを投稿してAI解析します。ご利用者様が席に戻って休む間、アップロードが完了すると、歩行するご利用者様の骨格にガイドラインがマークされた歩行動画が閲覧できるように。パソコンでも同じデータが確認でき、前回解析していたものと今回の各歩行動画の比較もできます。スコアは前回14点だったのが今回は16点に向上し、特に「ふらつき」が少なくなったという結果が出ました。
● 前回よりも歩行改善して喜び
職員は結果をプリントアウトして報告。今回2回目となる結果を見たご利用者様は「えー。こういうのが分かるの?」と驚き。前回の記録から各項目が改善されたのが分かるグラフを見ながら、職員から「歩き方が良くなっていますよ」「ひざの痛みが無くなってきているのがいい結果につながっているのかもしれない」などとアドバイスを受けると、ご利用者様は「20点中16点はいい方ね。これからは、もっときちんと歩こう」と笑顔を浮かべて結果のシートを見つめていました。
● リハビリ意識の向上へ
通所リハビリテーション科長・菅波は、自分の歩行姿勢を自分で見てイメージできるので意識の向上につながると手応えをつかんでいます。また、ご家族や担当ケアマネジャーにもリハビリの進行具合を共有できる点や、客観的に説明できる点も良さで挙げています。「今後も、歩行姿勢の改善を分かりやすく伝え、利用者様のリハビリの意識が前向きになるよう支援したい」と話していました。
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