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投稿:2024年07月24日

研修会・勉強会 活動報告【REPORT】 医和生(いわき)会全体 通所リハビリテーション やがわせデイサービス 小規模多機能型すばる

1271. 5年ぶりに開催 互いのケアを学び合う|介護保険部の事例発表会①

医和生会(いわきかい)の介護事業所が互いのケアを学び合う「ケア事例発表会」がこのほどいわき平競輪場サイクルシアターで5年ぶりに開かれました。参加した職員は、各部署のケアの成果を聴講し、ケアのアイデアや熱意を学び取っていました。発表内容を2回に分けてお送りします。

● 日ごろのケアの成果を学び合う
医和生会では日頃の医療や介護の成果を紹介するため、市内の医療・介護関係者を招いて2015年から毎年「ケア事例発表会」を開催してきました。新型コロナウイルスが流行し、2020年からは開催を見送ってきましたが、今年は法人内職員を対象に7月10日に開催。約80人が参加し、他事業所のケアや取り組みを学び合いました。

 

開会あいさつする介護保険部長の吉田

● サービスの向上へ
通所リハビリテーション」「小規模多機能型すばる」「やがわせデイサービス」「きらくデイサービス」「居宅介護支援事業所」「小規模多機能型さらい」「ショートステイ」の7事業所の代表者が発表。開会のあいさつで介護保険部・部長の吉田は、コロナ禍で開催できなかった時期も毎年「ケア事例集」を発行してきた取り組みを振り返ったほか、他部署のケアを学んでサービス向上に活かすことや、発表者個人の成長も目指す発表会の狙いを語りました。

 

発表する通リハの佐々木

● 歩行リハビリの成功事例
通所リハビリテーションの理学療法士・佐々木は、パーキンソン病で歩行能力が低下して屋外転倒した60代の利用者様のリハビリ事例を発表し、再び屋外歩行できるよう支援した成果を伝えました。立位・座位の姿勢や歩行テストなどの理学療法評価を基に姿勢不安定の課題を見つけ、改善に向けて実施したプログラムを紹介。3週間のリハビリを経て、自力で座位・立位姿勢の修正ができ、5週間で自宅周辺を散歩できるまでになり、短期目標を達成させました。「今後は(男性の)『旅行がしたい』という希望をかなえられるよう支援していきたい」と抱負を述べました。

 

発表する小規模多機能型すばるの鈴木

● 103歳のケア事例
小規模多機能型すばるの介護福祉士・鈴木は「101歳、今元気です〜超高齢・フレイル・認知症~すばるの取り組み」と題して発表しました。事例に取り上げたのは認知症の103歳の利用者様で、娘様と2人暮らしの女性。コミュニケーションは筆談で不穏行動も多かった当初の状態を説明し、心身機能低下の抑制とご家族の介護負担軽減の目標を設定しました。解決に向け、利用者様の生活リズムに合わせた送迎など工夫したケアを発表。不穏状態の原因が便秘だと突き止め、改善にも繋げました。最初は拒否も強かった利用者様ですが「繰り返し接する中でなじみの関係が築け、今では手を取り一緒にホールを歩行できる」と現状を報告しました。

 

発表するやがわせデイサービスの藁谷

● 入職3年目職員、入浴誘導の努力
やがわせデイサービスの介護職員・藁谷は「億劫に感じていた入浴を気持ち良い時間にするために」をテーマに発表。ご家族と3人で暮らす80代の利用者様は、家族が不在中に一人で入浴していたところ、ひざの痛みにより風呂から出られず、熱中症の疑いで搬送されました。ご家族様が自宅での入浴に不安を感じ、「やがわせ」の利用が始まりました。入浴に苦手意識を持つ利用者様に安全な入浴を実施するのが課題に。ひざの痛みや羞恥心などを考慮して足浴から始めたり声掛けを工夫したりし、入浴回数も増えてご家族も安心するようになったといいます。今後も傾聴して入浴しやすい環境を配慮するとともに、ひざの筋力の向上に努める目標を語りました。入職3年目の藁谷は「先輩のように入浴誘導ができずくじけそうな時もあったが、安心して入浴していただき、気持ちよくお過ごし頂きたい思った。入浴した時にさっぱりした表情を見て嬉しかった」と振り返りました。

 

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