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2019年06月27日

平在宅療養多職種連携の会 いわきの医療・介護の課題

609. 訪問介護業界の課題を共有・平多職種連携の会

いわき市平地区の医療、福祉関係者が交流する「平在宅療養多職種連携の会」がこのほど、同地区のいわき平競輪サイクルシアターで開かれました。「すいとぴー介護ステーション中央台」のサービス提供責任者・坂本香澄さんが、市内の訪問介護業界が抱える人材不足の課題や多職種連携の大切さをテーマに語りました。

 

訪問介護の現状をテーマに講話した坂本さん

 

● 深刻な「人材不足」

「連携の会」は6月20日に開催され、医師、歯科医師、薬剤師、介護支援専門員(ケアマネジャー)、訪問介護士ら約40人が出席。「訪問介護事業所の現状と多職種との連携」と題して講話した坂本さんは、所属する「いわき市介護事業所協議会」(※)の「訪問介護事業所分科会」で聞く意見を基に、現状の課題を紹介しました。「人材不足」は深刻で、考えられる原因としては「資格が必要」「利用者様宅を訪問する不安」「自動車運転が苦手な人はストレス」などが挙げられました。朝、昼、晩の特定の時間のニーズが高いため、その希望に合わせるとヘルパーがさらに必要になっている現状も共有。10年間離職がゼロでも採用もゼロで高齢化が著しく、将来の運営に危機感を抱く事業所もあるといいます。「サービス内容」の課題では、ケアプランに利用者様ではなくご家族の希望が反映されているため、「本当に必要だと思うサービスができない」という訪問介護士の現場の声を届けました。

 

「いわき市介護事業所協議会が発足半年(通所介護分科会の様子を中心に書いてます)」 2019年2月14日投稿:https://iwakikai.jp/blog/644/

 

● 多職種連携の大切さ

坂本さんは「ターミナルケア」と「ヘルパー拒否」の事例を紹介。「ターミナルケア」では、利用者様がだんだん食事できなくなる状況に不安だった事例を取り上げ、訪問看護師と直接情報交換していれば不安を解消できたという学びを共有しました。服薬を拒む利用者様に悪戦苦闘する例もあり、こういった問題の解決のためにも医師や薬剤師と連携する大切さを呼び掛け、訪問介護事業所同士ももっと連携していきたいと話しました。

 

平在宅療養多職種連携の会の山内会長(当法人山内クリニック院長)

 

● 参加者が課題を認識

講話後、参加した訪問介護士は、坂本さんの挙げた「人材不足」や「専門職との連携不足」の課題に共感した意見を発表。平在宅療養多職種連携の会の山内俊明会長(当法人山内クリニック院長)は「ケアマネジャーを通してもいいし、気になる事があれば直接医師や訪問看護師に聞いてみてはどうか」とアドバイスし、医師らでつくる「いわき市認知症初期集中支援チーム」への相談もすすめました。

 

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<平在宅療養多職種連携の会>

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<いわき市認知症初期集中支援チーム関連>

「市認知症初期集中支援チームの説明があった『平在宅療養多職種連携のつどい』」 2018年9月15日投稿:https://iwakikai.jp/blog/702/