医和生会(いわきかい)の居宅介護支援事業所(以下、医和生会居宅)では、「介護支援専門員実務研修」の実習受け入れを行っています(詳しくはこちら)。今回は、指導を担当する主任介護支援専門員・鈴木にインタビューし、医和生会居宅の特長やケアマネジャーとしてのやりがいについて聞きました。
● 入職12年目の大ベテラン
鈴木は介護支援専門員(ケアマネジャー)として医和生会に入職して12年目。現在は主任介護支援専門員として、新人ケアマネジャーへの指導や法人職員向けの勉強会にも携わっています。趣味はマラソンと献血。第1回サンシャインマラソンの出場を機に走り始めて17年。帰宅後は仕事の悩みを整理しながらランニングしているそうです。献血にも積極的に協力。その回数は200回を超えています。
● ケアマネジャー転身のきっかけ
鈴木がケアマネジャーを志したのは病棟で介護職として働いていた頃。当時は治療を終えても、自宅での介護が難しいなどの理由から入院を続ける高齢者の「社会的入院」が問題になっていました。鈴木が担当する病棟でも、様々な事情で退院できずに入院し続ける患者様が多く、「これからは患者様の人生や生活をプロデュースする仕事がしたい」と思うようになったそうです。ケアマネジャーの資格取得後は「病院で在宅支援をやりたい」と医和生会への入職を決めました。入職後、ご利用者様のことで山内クリニックの医師に相談したところ、「一方的な指示ではなく、一緒に考えてもらえたことは印象的だった」と振り返り、「医和生会は、医師にも相談しやすい環境がある。医療や病気に関係する情報に触れる機会も多く、業務の幅が広がる」といいます。現在の仕事は「自分がやりたかったことと一致している」と鈴木はやりがいを感じながら仕事ができています。
● 密に相談し合える職場
医和生会居宅の特長は、ケアマネジャー同士で支援計画の悩みを相談し合い、みんなで熱心に話し合える仲間がいること。家族から虐待(ぎゃくたい)を受けているご利用者様の事例で、鈴木は「考えが浅いと『家族が悪い』と簡単に決めがちだが、みんなで話し合うと『家族が虐待におよんでしまう環境や要因があるのではないか』など広くて深い視点で支援を考えられるようになる」と感じています。遠慮なく相談し合える環境が、ケアマネジャーとしてのスキルアップと事業所としての成長につながっていると鈴木は考えています。
また、医和生会には6人のケアマネジャーが所属していますが、事務職員も含めて、それぞれが担当するご利用者様の状況を互いに共有。担当者が不在でもご利用者様やご家族様からの問い合わせに対応することで、信頼につなげています。
● 後進の育成にも熱心
ケアマネジャーのやりがいについて、鈴木は「ご利用者様やご家族から感謝される時が嬉しい」といいます。周囲から「施設に入所しないと無理だ」と思われていたご利用者様を、本人の望む通りに自宅で生活できるよう計画を立て、最期は自宅でご家族が看取ったケースがありました。自宅での介護はご家族にとっての負担も大きいですが、ご家族から「(介護を)やり切った」という表情で感謝の言葉を頂く時に、ケアマネジャーとして大きな喜びを感じるといいます。次なる目標は「後輩からケアマネジャーを育てること」で、「ケアマネジャーという仕事の感動を伝えていきたい」といいます。
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