医和生会(いわきかい)介護保険部の本年度2回目の合同研修会がこのほど、医和生会会議室で開かれました。「コンプライアンス」をテーマに受講した参加者は、信頼される人、信用される事業所になる意識を高めました。
● 介護職員40人が受講
職員の知識やスキルを高めるのを目的に、介護事業所の代表職員で構成する「研修委員会」が主催。これまでコロナ禍で中止していましたが本年度11月に再開し、2回目の今回は2月12日に開かれました。担当職員2人が講師を務め「コンプライアンスとは〜コンプライアンスの定義の理解」と題して講話。介護職員約40人が受講しました。
● 「ルールを守ること」
講師を務めたのは、ショートステイ・サブリーダーの野口と小規模多機能型すばるの皆川。2人は、コンプライアンスとは「法令を守ること」「規則を守ること」「組織の一員として決まり事を守ること」とし、一言で「ルールを守ること」と説明。事業所ごとにテーブルを囲んだ参加者はグループワークで「職場で守らなければいけないルールは?」を話し合いました。参加者からは「個人情報を守る」「時間厳守」「飲酒運転をしない」「ご利用者様の尊厳を守る」「身体拘束を行わない」といった意見が出ました。
● 信頼の失墜につながるリスク
講師は、介護事業所のコンプライアンスとして介護保険法、高齢者虐待防止法、個人情報保護法、労働基準法などを上げ「私たちの会社は様々な法律、法令で成り立っている」と説明。決まり事を学ぶことで「サービスの質が高まり、ご利用者様やご家族から信頼され、事故やミスの防止につながる」とアドバイスしました。個人情報の漏洩を例に、コンプライアンスを違反すると信頼の失墜につながることを改めて確認し合いました。
● なぜルールを守る?
違反を起こす人の特徴としては、自身の権力は絶対だと過信する人、「このくらいなら大丈夫だろう」と高をくくる人などと注意を喚起。違反を行う人の特徴では、「自分さえ良ければいい」「見つからなければ何をしても良い」と思っている人と指導しました。講師は「『ルールは守らないといけないんでしょ』という態度ではなく『なぜルールを守らないといけないのか』を考えて、理解し行動できるようになってほしい」「信頼される人、信用される事業所にしましょう」と呼び掛けました。
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