これまで医和生会(いわきかい)のブログでは、ご利用者様の笑顔やイベントの様子を中心にお伝えしてきました。これからは、その背景にいる「職員」にも目を向けたシリーズをお届けします。その名も「その想いが、しごとになる場所」。このシリーズでは、現場でのちょっとした工夫や、ご利用者様への想いを持って働く職員の姿を紹介していきます。「こんな人が働いているんだ」「こんな仲間と働いてみたい」と感じていただけるような、あたたかい記事をお届けしていきます。

外出支援に力を入れる小規模多機能型すばるの高山(後列左)
● 外出支援の取り組み
小規模多機能型すばるでは、ご利用者様に外の空気を吸って楽しんでもらおうと、外出支援に力を入れています。コロナ禍が明けてからは「いわき・ら・ら・ミュウ」や「白水阿弥陀堂」への外出も実施。3月には市内の梅林寺で満開の梅を楽しみました。
こうした外出支援の背景や想いについて、中心となって動いている科長代理・高山に話を聞きました。
● 外の景色を見せたい
高山は「ご自宅や施設内にこもりがちなご利用者様を、なかなか行けない場所へお連れしたい」と話します。車いすの方や、歩行が不安定な方にとって、外出はご家族にとっても簡単なことではありません。生活の場が自宅と事業所だけになりがちのため、外の景色を見せたいという強い思いを持っています。外出の効果については「ご利用者様の表情がいつもより優しくなって普段とは違う笑顔を見せてくれる」と語り、外を歩くことで自然に運動にもつながっていると感じているそうです。
外出先は、職員同士で話し合って決めています。季節を感じられる場所であることはもちろん、車いすの乗り入れやお手洗いの位置などハード面にも細やかに配慮。事前に下見を行い、ご利用者様に安全に楽しんでもらえるよう準備しています。
● 外出先で交流も
3月11日・12日には、満開の梅が咲く「梅林寺」を訪れました。ご利用者様は満開の梅の景色にうっとりされ、「初めて来た」と話される方も。歩行が可能な方は本堂まで足を運び、住職が出迎えてくださる場面もあり、ちょっとした交流も生まれました。
ゆっくり梅を眺められるスペースでお茶を飲み、心地よい風を受けながら落ち着いたひと時を満喫しました。
● 「外出機会を増やしたい」
高山は「暖かい季節には、外出の機会をもっと増やしたい」と意欲を見せます。お花見や紅葉狩りなどの季節行事はもちろん、近くのファミリーレストランへスイーツを食べに行くアイデアもふくらませています。ご利用者様の「行ってみたい」「やってみたい」という気持ちを形にできるよう、これからも工夫を重ねていく「すばる」。職員の想いが多くのご利用者様に届くことを期待しています。
当日の写真はコチラから▶︎▶︎▶︎「写真ギャラリー」
【すばる関連記事】
おでん調理レク
メイクセラピー
白水阿弥陀堂に紅葉狩り
プリンアラモード作り
「一打の会」の和太鼓演奏を鑑賞
冷やし中華ランチ
<医和生会(いわきかい)の求人・採用情報>
医療的ケアや介護が必要になっても、これまでの暮らしを諦めず、家で・家族と暮らす“当たり前”を可能にするため、【在宅医療・介護】について、一緒に考え、支えてくれる仲間を募集しています。
https://iwakikai.jp/recruit/