高卒で医和生会(いわきかい)に入職し、今年で4年目になる湊。現在は法人内で最も宿泊人数が多いショートステイで夜勤も任されるまでに成長しました。今年1月には介護福祉士の国家試験に挑戦し、見事合格。最近は、見取りの現場に立ち会って介護士としても大きく成長。次の目標に向かって挑戦を続けています。
● 新卒研修で不安が和らぐ
湊は令和4(2022)年春に高卒で入職。「アルバイト経験もなかったので、初めての社会人生活は不安だった」と当時を振り返ります。そんな不安が和らいだのが新卒研修。入職後すぐに現場に出るのではなく、まず約1週間の座学研修があったことで、「心の準備ができた」といいます。さらに、3つの事業所で行われた現場研修では、認知症の利用者様に戸惑っていると、スタッフが「〇〇さんには、こういう声かけがいいよ」とすぐにフォローしてくれたり、わからない業務があれば足を止めて丁寧に教えてくれたりと、先輩たちのサポートに何度も救われたそうです。
● 「介護福祉士」に合格
高校生の頃に介護職員初任者研修を受講した湊は、そこで介護福祉士取得までのルートを知り、入職時には「3年後には介護福祉士を取る」と決めていたそうです。本格的に勉強を始めたのは、去年の1月から。帰宅して一息つく夜9時ごろにテキストを開き、毎日5問程度、1時間ほどコツコツと勉強を続けました。「『これは仕事でやっていた』と思うこともあれば、問題を通して『そうだったのか』と気づけたこともあった」と振り返ります。高卒入職者が受験資格を得られる最短のタイミングでの合格であり、医和生会では史上最速の取得でした。湊は「できることはやっておきたい性格なので、後回しにしたくなかった」と語ります。
● 成長と変化を感じる日々
「一人で黙々と作業するのが好きで、人と話すのが得意ではなかった」という湊が、介護という人と関わる仕事を選んだきっかけは、中学校での職場体験でした。些細なことでも「ありがとう」と言われることに感動すると同時に、コミュニケーションが苦手な自分を変えていけるのでは、という期待もあったそうです。入職当初は、自分から話しかけることの難しさを感じていたそうですが、細かい作業が得意な湊は、ご利用者様と一緒に折り紙などの軽作業をするうちに、少しずつ会話も弾むようになり、徐々に克服していきました。最近では、久しぶりに会った友人から「前よりも話すようになったね」と言われたそうです。
今年は、初めての看取りも経験しました。1人夜勤での深夜、終末期のご利用者様が息を引き取ろうとする場面に立ち会い、担当の看護師に連絡して対応にあたりました。「自分は何もできなかったけど、ご家族から感謝してもらえてホッとしました」と湊。数日間は心が落ち着かなかったといいますが、看取りの現場に立ち会ったことは、介護士として大きな経験になりました。
● 家族の力にもなれる「介護の仕事」
現在、湊は介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格取得に向けて勉強中。今も毎日、コツコツと勉強を重ねています。これからの目標は、「利用者様からもスタッフからも頼りにされる人になること」。そして、「次に入ってくる後輩のために、上手に教えられるようになりたい」と語ってくれました。
湊は「介護の仕事は、今目の前にいる利用者様を支えるだけでなく、将来自分の家族に介護が必要になったときにも、身につけた知識や経験が役立つ」といいます。これから就職活動を始める高校生に向けて、「将来、家族のためにも役立つ仕事だと思うので、興味があればぜひ挑戦してほしいです」とメッセージを送ってくれました。
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