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投稿:2019年07月16日更新:2021年05月11日

多職種連携・地域連携

621. 通所拒否 改善の取り組み紹介・ケアパートナーいわきの事例発表会

いわき市平地区のデイサービス「ケアパートナーいわき」の事例発表会がこのほど、同地区のいわき産業創造館(ラトブ6階)で開かれました。介護職の若手スタッフ2人が「利用拒否」と「透析」をテーマにそれぞれ発表。通所を拒むご利用者様が進んで通うようになった「利用促進オペレーション」の取り組みを紹介しました。

 

● 状況の把握とコミュニケーション不足に課題

「利用拒否」の事例では、体調不良で欠席するようになった女性(85)が取り上げられました。経験豊富なスタッフが送迎時に熱心に説得しても、結局自宅に帰るような日が続きました。「経験やガッツ」に頼らず「状況の把握とコミュニケーション不足」に課題を見つけ、改善に向けた利用促進オペレーションを設定し①お客様宅を訪問しお客様と面談②ご家族との面談③他のサービス・通院医療機関との情報共有④上記を基にした対策の立案と対応⑤利用の有無や様子の確認と共有、を順番に着手しました。

 

 

● ご利用者様やご家族と面談

ご利用者様やご家族の面談から左股関節の痛みや5分以上座るのが困難な状態を把握し、「ベッドでなく食卓で食事したい」「お風呂に入りたい」などの希望を確認。訪問リハビリ事業所や介護支援専門員(ケアマネジャー)の専門職と共有し「5分しか座れない状態でデイサービスに通える段階ではない」という指摘を受け訪問リハビリを開始。30分座れるようになってから徐々に通う回数を増やしていく対策を取りました。6月第4週からオペレーションを始め、それまで出席ゼロだったのが、7月に入ると第2週までに4回通えるまでに改善。リハビリメニューをレベルアップ出来て欠席の電話もなくなり、ご利用者様から「夫の菩提を弔うために自分の足でお寺に行きたい」という目標も聞かれたといいます。

 

● ケアマネジャーから「担当者会議を提案して」

来場したケアマネジャーから「担当者会議を開くタイミングはあった。デイサービス側から遠慮なく提案してほしい」と助言があり、発表者と来場者はより積極的に連携していく意識を確認しました。「ケアパートナーいわき」では毎月内部向けの事例発表会を開いていますが、他事業所の専門職からも意見を聞こうと今回初めて外部向けに企画し、7月8日に開催されました。

 

【関連情報】

「ケアパートナーいわきのホームページ」:https://www.care-partner.com/place/iwaki/

 

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「当法人の研修や事例発表」:https://iwakikai.jp/blog/?c=%e5%8c%bb%e5%92%8c%e7%94%9f%e4%bc%9a%e3%81%ae%e7%a0%94%e4%bf%ae