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投稿:2025年10月10日

教育・育成環境 医和生(いわき)会全体 通所リハビリテーション やがわせデイサービス きらくデイサービス ショートステイ 小規模多機能型さらい 小規模多機能型すばる 地域医療・福祉と多職種連携

1352. 福島県立医科大学の学生が来所|在宅療養の現場で“地域医療”を学ぶ

いわき市にある医和生会(いわきかい)で、「いわき地域医療セミナー」が開催されました。福島県立医科大学の学生が来所し、在宅療養の現場を見学。

ご利用者様の生活背景を伺いながらコミュニケーションを取り、健康チェックも行いました。

交流を通して、地域医療や在宅支援への理解を深めていました。

 

● 地域医療セミナーとは

福島県立医科大学といわき市が連携して行う「地域医療セミナー」は、医師を目指す学生が、いわき市内の病院や施設を訪れ、地域医療の現場を肌で感じ学ぶ取り組みです(▶「いわきの地域医療:地域医療セミナー特集)。

今回は、医和生会として初めて受け入れを行い、3年生6人が9月25日に来所しました。

 

 

● 山内理事長がメッセージ

現場実習の前、医和生会の山内俊明理事長があいさつ。病気を診るだけでなく生活や介護なども考える大切さを説き「医療従事者として頑張ってほしい」とエールを送りました。その後、事業推進課より法人の概要や各介護事業所の役割などについて説明がありました。

 

 

● 6事業所を見学

6人は、通所リハビリテーションやがわせデイサービス小規模多機能型すばるショートステイきらくデイサービス小規模多機能型さらいを順に見学して回りました。

事業所ごとの役割の違いを意識した質問が各所で上がりました。

やがわせデイサービスでは「にぎやかな感じがするが、何か工夫をしているのか?」、ショートステイでは「宿泊期間は?」「ここではぬり絵等は実施しないのか?」、小規模多機能型すばるでは「宿泊と入居の違いは?」「ここでリハビリはするのか?」といった疑問を職員に投げ掛けていました。

 

● ご利用者様の健康チェック

事業所見学後、2人1組で「小規模多機能型すばる」「きらくデイサービス」「小規模多機能型さらい」に分かれ、ご利用者様に健康チェックを行いました。

 

「小規模多機能型さらい」では個室を病室に見立てて“診療”。学生は年齢を尋ね、ご利用者様の年齢が「96歳」と知ると「私の知る人で一番の高齢です」と驚き。戦争当時の話やこれまでの仕事などに話題を広げて生活背景を聞き取り、上手にコミュニケーションを図りながら血圧を測定。笑い声も上がり、なごやかな時間を過ごしていました。

 

「きらくデイサービス」で認知症のご利用者様の血圧を測った学生は戸惑いの色も。ひじ置きにうまく腕を伸ばして置いてもらえず、職員にフォローしてもらいながら、声の掛け方や対応のコツを学んでいました。

 

● 報告会

最後は全員が集合し、職員も交えて報告会を実施。学生たちは健康状態や聞き取った生活背景をチェックシートに沿って発表しました。職員は、「ご利用者様がすごく笑顔がで、話が弾んでいた」「職員に話してくれない話も聞き出して、コミュニケーションが取れていた」と賛辞を送っていました。

学生は「人生背景をくみ取ってケアに当たっていると分かって大変勉強になった」と学び取った様子。認知症のご利用者様と接した別の学生は「コミュニケーションが取れなくて耳元で話しても通じなかった」と苦戦しながら「田んぼや農業の話をすると反応がよくなり、職員から声の掛け方も教わった」と経験を積んでいました。

 

 

● 地域医療の担い手づくりに貢献

今回のセミナーを通して、学生たちは“医療と介護が支える在宅生活”を実際に体験し、教科書だけでは得られない学びを得たようです。

医和生会としても、この経験が学生たちの今後の学びや将来につながっていけばうれしく思います。

今後も、地域医療の担い手を育む機会として、このような取り組みを積極的に支援していきます。

 

\「家で過ごせて本当によかった」その一言が、地域に寄り添う福祉の原点/

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