10月24日、福島県社会福祉協議会が主催する「福祉・介護の仕事説明会」が医療創生大学で開催され、医和生会(いわきかい)きらくデイサービスの生活相談員・渡邉が講師を務めました。

●福祉・介護の仕事説明会
この説明会は、県内の学生・生徒の進路選択に役立てていただくこと、そして福祉・介護分野の人材確保の状況に関する情報提供を行うことを目的として開催されています。
今回は、医療創生大学心理学部臨床心理学科の3年生、約50名を対象に実施されました。
●人の変化を間近で感じられる
講師を務めた渡邉は入職6年目。大学卒業後、新卒で医和生会に入職しました。
現在は生活相談員と介護職員を兼務しており、ご家族やケアマネジャーからの相談対応、サービス調整、課題解決の提案を行う一方で、利用者様の入浴や食事など日常生活の介助にも携わっています。
渡邉が思う福祉の仕事の魅力は「人の変化を間近で感じられること」。
例えば、車椅子で通っていた方が歩けるようになったり、敬老の日の写真撮影会(▶その想いが、しごとになる場所|ただお祝いするだけではなく、心に残る記念を届けたい)を通して、利用者様やご家族に笑顔が戻ったりと、変化の瞬間に立ち会えることが大きなやりがいになっていると語りました。

●祖父の強い意思
渡邉は、福祉分野への志望動機についても語りました。
同居していた祖父は足腰が弱り、階段の上り下りが難しくなりました。
しかし祖父には「最後まで、この家で暮らしたい」という強い意思があり、自ら地域包括支援センターに相談し、自宅に階段昇降機を設置したといいます。
その出来事から「高齢者が住み慣れた家で暮らし続けることの難しさ、そして適切な支援によって本人の想いを実現できること」を学んだ渡邉は、そこから高齢者福祉の道を志したと振り返ります。

●「信頼関係」と「チームケア」
渡邉が仕事をする上で大切にしているのは「信頼関係」と「チームケア」。
生活相談員業務が始まった当初、ケアマネジャーやご家族から生活相談員として認識してもらえず、悔しい思いをした経験を語りました。
そこから「信頼関係がなければ大事な相談はされない」という気づきを得て、相手の話を丁寧に聞き、きらくデイサービスにできることを誠実に伝えることで、少しずつ信頼を得てきたと振り返りました。
また、「生活相談員一人でできる仕事はない。多職種と力を合わせる“チームケア”が、利用者様の在宅生活を支えている」と強調しました。
●学生へのメッセージ
最後に渡邉は「向いてないと思っても続けていくしか道はない」と語りました。

渡邉自身も、悩みながらも仕事を続けるなかで、考え方や価値観が変わり、仕事が「楽しい」「自分に合っている」と思えるようになったといいます。
将来の進路を決めるにあたっては「どんな現場でも“人を想う気持ち”は通用する。その気持ちを大切にしてほしい」とメッセージを送りました。
●終わりに
今回の仕事説明会が、参加された学生の皆様にとって、福祉・介護の仕事の深い理解につながり、今後の進路を考える上での参考になることを心より願っております。
医療法人医和生会は、今後も地域社会に貢献できる人材育成と、福祉・介護の魅力発信に積極的に取り組んでまいります。
\新卒向け職場見学受付中!/
医和生会では、高校生・専門学校生・大学生を対象にした新卒採用や、応募前の職場見学を随時行っています。」「生活相談員として地域福祉に関わりたい」「介護の仕事に興味がある」「まずは見学してみたい」そんなあなたへ
 
       
                   
               
               
              



