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投稿:2025年11月10日

小規模多機能型さらい

1355. 東北医科薬科大学の学生が体験学習|在宅療養の現場で“地域医療”を学ぶ

いわき市にある医和生会(いわきかい)で、東北医科薬科大学(仙台市)の「地域介護サービス体験学習」を受け入れました。

来所した学生は、ご利用者様との交流を通して、地域医療や在宅支援への理解を深めていました。

● 地域介護サービス体験学習とは

東北医科薬科大学が実施する「地域介護サービス体験学習」とは、医師を目指す医学部生が、東北地方の介護・福祉施設を訪れ、地域医療を支える介護の現状と課題を学習するプログラムです。

11月4~5日の2日間、同大2年生2人が小規模多機能型さらいで現場実習を行いました。

● 2日間のプログラム

施設の概要や介護保険に関する座学、ご利用者様とのコミュニケーション、作業療法の参加、介助の見学、訪問同行などのプログラムを体験しました。

小規模多機能型さらいでは、須藤科長代理と四ツ倉サブリーダーを中心に、介護や福祉という仕事のやりがい、他医療機関や行政との連携、認知症のご利用者様との向き合い方を伝えるため、準備を進めました。

● ご利用者様と会話

初日午後はご利用者様とコミュニケーション。学生はご利用者様の隣に腰掛けて会話を楽しみます。

雪の結晶をモチーフにした冬らしい飾り付けがされているホールで、ご利用者様が「季節ごとに飾り付けを変えて、季節が分かるのよ」と学生に話しかけます。

職員と一緒に飾りを作っている話を聞いた学生は「いいですね。飾りを見るのは楽しいですね」と笑顔でこたえていました。

ご利用者様と一緒にチラシで紙箱を折る学生は、会話しながら手を動かし、「できました!」と声を上げるご利用者様と一緒に手をたたき、視線を合わせて喜び合っていました。

二日目の午前中は入浴を終えたご利用者様に「熱くないですか?」と声をかけながらドライヤーをかける体験も。

訪問同行の場面では、出発前に、複数の職員で持参薬を確認する様子を見学しました。

学生は、間違いを防ぐための確認作業の大切さについて、職員から説明を受けていました。

● 学生の声

これまであまりお年寄りと接する機会がなかったという学生は「(ご利用者様から)昔話が聞けて勉強になった」と楽しんだ様子。

「職員の方がご利用者様に細かく気を配っている」と印象を受け「将来は子どもからお年寄りまで世代で分け隔てなくみられる医師になりたい」と目標を話していました。

祖父母と一緒に住んで育ったという学生は「高齢化社会で地域医療に興味を持っている。(ご利用者様と)お話ができて生活の背景も聞くことができた」と体験から学び。

「疾患だけでなく生活環境も踏まえて最善の治療ができるような、身近で寄り添える医師になりたい」と抱負を述べていました。

● 地域医療の担い手づくりに貢献

今年10月には、福島県立医科大学といわき市が連携して行う「地域医療セミナー」を受け入れました(▶地域医療セミナーの記事はこちら)。

このような経験が学生たちの今後の学びや将来につながっていけばうれしく思います。

今後も、地域医療の担い手を育む機会として、このような取り組みを積極的に支援していきます。

 

【インターンシップ・職場体験を受け入れています】
医和生会では、医療・介護・福祉に関心のある中高生の皆さんに向けて、現場での職場体験の機会を提供しています。福祉の仕事を身近に感じてもらい、将来の進路を考える一助となればと、職員一同でサポートしています。

これまで、福島県立平商業高等学校・四倉高等学校・好間高等学校の職場体験(インターンシップ)を受け入れてきたほか、いわき市立平第三中学校草野中学校中央台南中学校の生徒さんにも福祉の現場を体験していただきました。

インターンシップや職場体験をご希望の学校・先生方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

担当:事業推進課(TEL:0246-21-5633)

\「家で過ごせて本当によかった」その一言が、地域に寄り添う福祉の原点/
医和生会では、「在宅での暮らしを支えたい」「家族も含めて寄り添いたい」という思いを持った介護職員を募集しています。
利用者様の人生に向き合い、人と地域を結びつける介護の仕事に、あなたもチャレンジしてみませんか?

▼ 職場見学・応募はこちらから
医和生会の採用情報ページ|https://iwakikai.jp/recruit/