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投稿:2017年09月15日更新:2019年08月02日

143. 重症心身障がい児向けデイサービス、開設へ・好間地区「どりーむず」

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↑本年末開所予定の重症心身障がい児対象の放課後等デイサービス「どりーむず」

● 安心して預けられる場所を
「ままはーと」の笠間真紀理事長は、重症心身障がい児(者)と家族会「スマイル・リボン」の代表も務め、自身も重症心身障がい児を育てています。市内で預けられる場所は数カ所に限られ、大人の障がい者施設が一部受け入れている状況といいます。さらに、呼吸器を外せない子には付き添いが欠かせず、母親の中には自由時間が週3時間しかない人も。安心して障がい児を預けられる場所を増やし、母親にも息抜きの時間をつくってほしいと、開所を決意しました。

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↑笠間理事長と予定している悩み相談室。

● 開所予定は11月下旬から12月上旬
建物は築45年ほどの木造二階建て。1階には子どもが遊ぶホール、育児の悩みなどを聞く相談室などをつくります。2階は、職員の休憩所、事務所、将来的につくりたいという職員用託児スペースを検討しています。利用対象者は、小学校1年生から18歳までの重症心身障がい児。1日最大5人まで、月曜から金曜の週5日、午後1~4時(長期休暇期は午前10時から)に受け入れます。「運営が軌道に乗れば土曜日も受け入れたい」と笠間理事長。正看護師と保育士らが常駐し、子どもを見守ります。送迎サービスも予定しています。開所予定は11月下旬から12月上旬。

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↑子どもが遊ぶホール。開所までにリフォームして畳をフローリングにするという

● 職員とボランティア募集中
現在、スタッフと運営を手伝うボランティアを募集中。募集するスタッフは、正看護師、保育士、作業療法士や理学療法士らリハビリ職。勤務時間は午後1時から5時で、非常勤です(記事後に条件など詳細の問い合わせ先を掲載)。ボランティアの仕事は、散歩の付き添いなど活動のお手伝いで、笠間理事長は「障がい児と関わることは大変さもある一方、豊かな時間を過ごせ、様々な人が生活する地域の一員であることを実感できるはず」と、障がい福祉を肌で感じられる点を挙げます。

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↑事務所に検討している2階のスペース

● 障がい児育児や母親支援への夢
「母親が障がいを持つ子の育児をしながらも、自分の夢ややりたい事をあきらめないでほしい」と笠間理事長。「どりーむず」が誕生すれば、障がい児育児に追い詰められた家族にリラックスできる時間をつくることができ、悩み相談できる仲間もつくれます。さらに交流が少ない重症心身障がい児にとっては、友達ができる場所にも。遠い目標では、菓子店やカフェなどもここで開ければ子どもを預けつつそこで働けるといい、笠間理事長は「将来はここで母親の雇用もつくりたい」と語ります。さらに「看護師や保育士の資格取得の応援もしたい」。障がい児育児や母親支援活動への「どりーむず」の夢は膨らんでいます。

スタッフ募集の問い合わせは以下
【放課後等デイサービス「どりーむず」】
住所:福島県いわき市好間町下好間字鬼越79-3
運営:NPO法人「ままはーと」
フェイスブック:リンク
問い合わせ:080-5552-2542