↑リレーマラソンで走る鈴木=2017年11月26日、茨城県ひたちなか市
● 自己新逃した前回大会
「いわきサンシャインマラソン」は全国から毎年約1万人が出場。日本最大級のランニングサイト「RUNNET(ランネット)」で「大会100選」に選ばれるなど国内でも人気の大会だ。鈴木がマラソンを始めたのは2009年。腰痛持ちだったため強い体をつくろうと考えていたタイミングで「サンシャインマラソン」が始まると知り申し込んだ。中学時代は卓球部で陸上経験はない。第1回と第2回大会は10キロの部に出場。完走を目標に初のフルマラソンに挑戦した第3回は5時間8分でゴール。それからフルマラソンの魅力に取りつかれ、目標は「サブ4」になった。だがその壁は厚かった。2016年大会の4時間19分が最高記録で、去年はそのタイムも超えられなかった。「気持ちが足りなかった」。その悔しさはさらなる闘志を燃やした。
● 大会を転戦 昨秋に“進化”
「苦しいところで脚が止まる」。これまでのレースをそう振り返り、鈴木は今大会に向け去年4月から本格的に練習を始めた。忙しい仕事後や休日に「21世紀の森公園」や好間工業団地周辺で走り込み。職場の更衣室でのスクワットも毎朝欠かさない。去年10月の茨城県水戸市での「水戸黄門漫遊マラソン」ではどしゃぶりの悪条件で自己新の4時間10分をマーク。鈴木が選手兼監督を務めるレーシングクラブ「医和生会RC」で出場した11月の「42.195kmリレーマラソン」(同県ひたちなか市)では、力走が実りチームで3時間10分を切った。12月の「かさま陶芸の里 ハーフマラソン」(同県笠間市)ではハーフマラソンの自己新となる1時間44分を記録。勢いに乗り、年末にはサンシャインマラソンのコース30キロも試走した。コース中間地点過ぎの難所として知られる三崎公園の上り坂対策も万全で、高低差約40メートル、距離約800メートルのその坂を何度も走り込んでいる。とことん自身をいじめ抜き、昨春からの年間距離は1900キロを超えた。
● 記念すべき今回 「必ずサブ4」
今年は結婚10周年でもあり、大会には妻と長女も出場。鈴木は「記念すべき大会で必ず達成する」と誓う。ご利用者様からも「そろそろだね」「頑張って」とエールを受けるといい、その期待に応える決意だ。「マラソンは自分の生き様を素直に表現できるもの。コツコツと頑張れば花が開く」と鈴木。努力の花は今年こそ咲くか、今年も散るか。限界突破に挑む号砲まであと6日。
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鈴木を取り上げたのは2回目で1回目の記事が「理論派”IDケアマネ”」 2017年4月11日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-157.html
「認知症ケアのスペシャリスト・当法人ケアマネジャーの芳賀が勉強会企画」 2017年3月16日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-140.html