● ミニ講座、悩み相談、仲間づくりも
出産・育児を地域一体で支援する体制「いわきネウボラ」(※1)の一環で、サロンは去年7月にスタートしました。市こども家庭課が「福島県助産師会いわき会」に委託して運営。会場は、小名浜児童センター(小名浜)、こども元気センター(植田)、チャイルドハウスふくまる(四倉)です。各施設毎月1回開かれています(※2日程と会場は以下)。各会場で相談役を務めるのは助産師2人で、参加対象者は妊婦と産後4ヶ月までの母親。妊婦向けのサロンは市内では珍しいといいます。ミニ講座のテーマは「安産のコツ」「ママになるためのからだ作り(冷え予防、体重コントロール)」「骨盤ケアはどうして大切なの？」「おっぱいのはなし(妊娠中、産後の手入れ)」「赤ちゃんを迎える準備(パパの育児、孫育て)」「ママと赤ちゃんの暮らし」の6つで、各回そのうち一つを取り上げます。出産の悩み相談の時間もあり、仲間づくりの場にもなります。
※1.「いわきネウボラ」とは(広報いわきより)
http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1495755528038/files/iwaki20170602.pdf
※2. サロンの日程と会場
http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1494588405164/files/h29sarontirasi.docx
● 大切な冷え予防 対策を学ぶ
チャイルドハウスふくまるで10日に開かれたサロンでは、県助産師会いわき会会長の門馬美那子さんら助産師2人がアドバイスしました。この日の参加者は、「ママになるためのからだ作り」をテーマにしたミニ講座を受けました。門馬さんは「お腹が大きくなると血行が悪くなるので冷えの予防が大切」と助言。冷えで破水する可能性もあると知った参加者は驚きの声を上げました。冷え対策として、早寝早起きや適度な運動で生活リズムを改善する心構え、血行がよくなる寝方「シムスの体位」、指圧すると冷えに利くという内くるぶし上にある「三陰交(さんいんこう)のツボ」などが教えられました。妊娠や出産でホルモンバランスが崩れてイライラすることもあるといい、門馬さんは「旦那さんに事前に説明しておいた方がいい」と夫婦げんか予防策も指導。参加者から体重が増えている悩み相談を受けると、効果的な食事や体重管理方法を紹介していました。
● 妊婦・母親の孤立を防ぐ
今回が2回目という参加者は「初めての妊娠なのでやっぱり不安。相談できる場所があると安心する」と話します。門馬さんは「連絡先を交換して友だちづくりをする参加者もいます」と妊婦の孤立を防ぐサロンの役割を強調。一方で課題は、毎回6、7人程度という参加者。門馬さんは「長く続けて定着させ、もっと参加者を増やしたい」と意気込みます。受ける相談について「孤立に関する悩みが多い」という門馬さんは「マタニティーブルーなど精神的に悩んでいる女性をいかに早く見つけるかが大切。医療機関と連携を深めていきたい」と話しています。市こども家庭課の担当者は「市も歓迎して子育てを応援していこうとこのサロンを始めた。より多くの妊産婦が気軽に参加でき、子育ての楽しさを実感できるようなサロンにしていきたい」と目標を語りました。
【マタニティサロン】
<会場①>
小名浜児童センター(いわき市小名浜寺廻町10-3)
相談時間：午前9時半～同11時半
電話：0246-53-3695
2017年度の今後の日程
1月：19日(金)
2月：23日(金)
3月：16日(金)
<会場②>
こども元気センター(いわき市植田町本町1丁目12)
相談時間：午前9時半～同11時半
電話：0246-63-2884
2017年度の今後の日程
1月：17日(水)
2月：14日(水)
3月：14日(水)
<会場③>
チャイルドハウスふくまる(いわき市四倉町字五丁目218-1)
相談時間：午前10時～正午
電話：0246-88-9940
2017年度の今後の日程
2月：7日(水)
3月：7日(水)
※マタニティサロンの詳細：http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1494588405164/files/h29sarontirasi.docx
【関連情報】
マタニティサロン(市こども家庭課のページ)：http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1494588405164/index.html
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