「きらく」は、小規模多機能型さらい、ショートステイも含む「いきいきはうす」内の施設。この日、「いきいきはうす」内の利用者約30人が、「きらく」のホールに集まりました。佐藤課長代理が沖縄の伝統楽器、三線の練習を始めたのは、今年に入ってからといいます。「母親がやっていて興味を持った。それまでは楽器の演奏経験はなく、リコーダーも吹けなかった」。「いつかイベントで」という日がついに訪れました。
● 優しい音色に拍手
職員が「沖縄からの有名人が、今こちらに向かっています」と紹介し、登場までマジックで場をつなぎます。笑いを交えた手品で盛り上げた後、民族衣装?に身を包んだ“謎の有名人”が、いよいよ登場。「あきさみよー」と沖縄の方言であいさつし、相棒の三線を紹介すると、利用者から「なんか懐かしいねえ」と声も。いわき弁のようにも聞こえる謎の沖縄弁でのトークを交えて「なだそうそう」「きらきら星」「ふるさと」「ひなまつり」「チューリップ」の計5曲を奏で、優しい南国の音色を響かせました。途中、付けていた片方の太い眉毛が落ちるハプニングもありましたが、最後は拍手を受けてアンコールも。二度目のアンコールには「沖縄行きの飛行機がなくなる」と去っていきました。女性利用者は「素晴らしい音色で、大変よかった」とほほ笑んでいました。