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投稿:2017年03月24日更新:2019年09月27日

コスモス訪問看護ステーション

18. 学生の実習現場を視察・看護学校教諭が来所

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↑患者とコミュニケーションを取る教諭(左から2人目)

● 実習は6月から
教諭は学校で在宅看護論を指導。在宅看護の実習は今年6月から11月まで計42日間、「コスモス」などの市内4施設で行われます。学生は、訪問看護師と一緒に患者1人を担当して看護プランを考案し、現場を肌で感じます。教諭は、「コスモス」での仕事内容や雰囲気を学生に説明するための事前準備として視察に来所しました。

● 在宅看護の現場で驚き
教諭は24日、「コスモス」の訪問看護師と2軒訪問。1軒目では、患者のバイタルチェックや体重を測定。「この辺は桜が咲くところはありますか?」と尋ねたり、患者の飼い猫が現れると「名前は何ですか?」と優しく語り掛けます。2軒目では、訪問看護師が「(患者が)靴下を脱いでいたから」と浴室でバケツに足湯のお湯をくむと、教諭は患者の要望を読み取った在宅看護ならではの対応に驚いた様子でした。

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● 「応用力の必要性を感じてほしい」
将来の地域医療を支える“卵”を育成する大切な使命を担う教諭。「基本は変わらないが、在宅の現場では臨機応変に患者に合わせた治療をする応用力が問われる。実習を通して、その必要性を感じてほしい」と、学生に期待します。今回の現場見学を通して「患者の背景を少しでも探ろうと会話しても、うまく応えてもらえない場面もあった。そういった難しさも学生に体験してほしい」と、振り返っていました。コスモスの印象について「患者ごとにどういった看護が適しているのか、職員同士が情熱を持って考え合っていた」と教諭。4月から教諭6年目を迎え、いわきの医療の担い手を育てていきます。

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「どんなお仕事?・訪問看護師」 2017年3月21日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1772/