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投稿:2017年04月19日更新:2019年09月11日

医和生(いわき)会全体

37. 介護予防へ 住民に講話・山内院長

 

● 健康づくりや在宅医療をアドバイス
医和生会地域連携室が、谷川瀬地区の住民グループ「谷川瀬むつみ会」に呼び掛けて開催。山内院長は「健康に長生きするために今、できること」と題し、健康寿命を伸ばす方法、認知症の対応方法などについて講話しました。在宅医療の話題では、医療は超高齢化社会のために「治す医療」から「地域で支える医療・介護」に転換していると説明。さらに「自分らしい最期」を遂げるため、体中に点滴や管を通すような延命治療を望むかの意思表示を周囲に伝えることが大切だと話し、「わたしの想いをつなぐノート」(※記事の最後に解説)を参加者に配布しました。

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↑地区住民に講話した山内クリニックの山内俊明院長

● 相談窓口の「顔」も確認
参加者から「認知症に前触れはありますか?」という質問には「突然発症するのではなく、徐々に症状が現れる」とし、「お昼に食べた物を忘れてしまうのは仕方ないが、お昼を食べたのに食べたこと自体を忘れてしまうのは認知症を疑った方がいい」とアドバイスをしました。講話後に参加者は、市地域包括ケア推進課の猪狩僚主査と平地域包括支援センターの社会福祉士の根本美咲さんからあいさつを受け、地域の相談窓口の「顔」を確認していました。「むつみ会」は谷川瀬公民館で毎週水曜日、地区住民が集まってカラオケやシルバーリハビリ体操、輪投げを楽しんで交流を深めています。

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↑地区の相談窓口として、「顔」を見せて自己紹介する市地域包括ケア推進課の猪狩主査(右)と平地域包括支援センターの根本さん

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※「わたしの想いをつなぐノート」とは
終末期の自分らしい過ごし方を考えるきっかけにしてほしいと、いわき市が作成した冊子。治療の回復の見込みがなくなる段階の終末期、延命治療を望むか、最期を迎えたい場所などの意思表明を記します。
医和生会山内クリニックの家庭医・岩井里枝子医師がこのノートをコラムで紹介しています(https://iwakikai.jp/blog/454/