● 市内で7カ所目
「オレンジカフェ以和貴」は、常駐する医療・福祉の専門家に認知症や介護の悩みなどを無料で相談できるサロン。もちろん、認知症や介護に悩んでいない市民も参加可能で、認知症の理解を深めることもできます。いわき市地域包括ケア推進課が2015(平成27)年にスタート。これまで平、湯本、小名浜、内郷の4地区で計6カフェが運営され、今回初めて四倉地区に開設されました。四倉のオレンジカフェは、社会福祉法人楽寿会が受託し運営、社会福祉士と看護師が相談役で常駐します。
● 初日からにぎわい
この日カフェには、見学で足を運んだという地区住民も。店の前には「オレンジカフェ以和貴」ののぼり旗を掲げてPRし、楽寿会の木村守和理事長、佐藤英介統括施設長らスタッフや市職員が迎えました。テーブルとカウンターの全約15席は満席。介護に悩む話は聞かれませんでしたが、地区住民同士が談笑し、つながりを深めていました。
● 「何でも相談できるキーステーションに」
市地域包括ケア推進課の金成聡司事務主任は「地区の中心部で、住民が足を運びやすい喫茶店を選んだ」というように、慎重に会場を選定。佐藤統括施設長は「地区住民が気軽に立ち寄れる場所。何でも相談できるキーステーションになってほしい」と期待します。3回目以降からレクリエーションなども取り入れたいと話していました。
【オレンジカフェ以和貴 よつくら】
場所:喫茶レオ
住所:いわき市四倉町東四丁目27
日時:毎月第四木曜日の午後1時半~3時半(2017年6月25日は四倉公民館で午前10時~3時)
電話:0246-32-6381