更新日:2021年9月15日
医和生会に入職して1カ月が過ぎた猪狩。研修まっただ中の猪狩は、「まごころデイサービス」「きらくデイサービス」を経て現在「通所リハビリテーション」で奮闘中です。社会人1年目の高卒ルーキーは、毎日課題と改善策を見つけながら成長しています。
● 課題は「全体を見る」
理学療法士、作業療法士が専門的に運動機能の回復をサポートする施設「通リハ」。介護職で入職し、リハビリの専門職ではない猪狩のここでの役割は、会話と見守りです。前日先輩から「一つのことに集中しないで全体を見るように」とアドバイスを受けて臨んだ2日、猪狩は「今日は周囲に気を配っています」と課題を意識しています。一つの作業に気を取られているとご利用者様の異変を見逃す恐れもあるため、全体を把握する能力は介護士に欠かせません。高校までサッカー部に所属し、ポジションは後方から全体を見渡す守りのセンターバックだった猪狩はこの日、その能力をフルに生かしてご利用者様の動きを見逃さずに反応します。
● 視野の広さ 本領発揮
リハビリに励むご利用者様に「足は痛くないですか?」「足腰強くなりますよ」「頑張ってください」などと声掛け。階段昇降の訓練をするご利用者様とは世間話を楽しんでいるようにも見えましたが「ご利用者様の体の不自由な側に立って、万一の時すぐ支えられるようにしています」としっかり警戒。「ピピピピ」とフットマッサージ終了を告げるタイマーの音が聞こえたら、マッサージ機を片付けてご利用者様をサポート。ベッドから起き上がってシューズを探すご利用者様を確認すれば、すぐさまベッドの下にあるシューズを取り出して履かせます。運動で汗を流し席に着いたご利用者様には「お茶はいかがですか?」と声掛けします。「サッカーをしていたから、どこで何があるか全体をパッと見る癖がある」といい、時折首を振って周囲を見ます。「なぜそんなに全体が見えるのに、昨日指摘されたのか」と尋ねると「ぬり絵をするご利用者様と話が夢中になってしまいました」と返事。この日は、猪狩の本領が発揮されました。
● 「祖母に恩返ししたい」
曽祖母の生前に介護ができなかったという猪狩。訪問介護を利用している祖母を少しでも支えるためゼロから介護を学びたいと、医和生会に入職を決意しました。「祖母に恩返しがしたい」という家族想いです。現場研修前に行った目標発表会では、山内俊明理事長らを前に「一人でも多くの人を助けたい」「ご利用者様から信頼される人になりたい」と志を立てました。
● 先輩からも合格点
医和生会では研修期間中、毎日その日の取り組みや課題、改善策をノートに記入します。「昨日よりも一つのことに集中せず、全体をみわたして行動することができたと思います」。猪狩はこの日、そう書き込みました。先輩からもその改善を認めてもらえ、合格点。「通リハ」の次はご利用者様が多い「やがわせデイサービス」で研修を控える猪狩は「今回、会話に入っていけない場面がまだあった。次はもっと笑顔で一人一人接することを意識していきたい」。目標もしっかり視野に入っているようです。
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