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投稿:2017年05月09日更新:2019年09月17日

いわきの里

48. 夫婦仲良くハーモニカ・ボランティア紹介

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↑ハーモニカの演奏ボランティアをする伊藤夫妻=2017年4月28日・いわき市の「サンシャインよしま」

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↑伊藤夫妻が行っているハーモニカの演奏ボランティア=2017年4月28日・いわき市の「サンシャインよしま」

● “師匠”はハワイアンセンターの初代バンドマスター
金一さんは10年以上前、市内の講習会に参加しハーモニカに触れました。その講師は、いわき市の大型レジャー施設「常磐ハワイアンセンター(現在のスパリゾートハワイアンズ)」の初代バンドマスターでした。「やっているうちに勘が養われた」と金一さん。当時は月に3、4回、湯本地区の福祉施設に演奏に出かけ、プロの腕前に食らいつくようにハーモニカを吹いて技術を磨いたといいます。その後ハーモニカ団体に所属したものの、東日本大震災後にグループは解散。現在は、3年ほど前にハーモニカを習い始めた泄子さんと一緒に3カ月に1回、市内の福祉施設で演奏しています。

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↑伊藤さんのハーモニカ演奏を楽しむご利用者様=2017年4月28日・いわき市の「サンシャインよしま」

● 曲紹介や選曲も工夫
聴き手を楽しませるように工夫も凝らします。金一さんは、聴き手が年配のため「普通に演奏すると曲目を理解してもらえるのが2番に入ってからになる」と、相手を乗せる難しさを説明。そこで、1番から歌ってもらえるよう、演奏前に泄子さんが歌い出しの歌詞を含めて曲を紹介し、金一さんは難しい伴奏もこなします。曲のレパートリーは約80曲。その中から演奏会の季節に合わせた曲を選び、前半はみんなが分かる童謡、後半は「青い山脈」「いい日旅立ち」「川の流れのように」など幅広い年代の曲を織り交ぜて曲順を組んでいます。

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↑ハーモニカの演奏ボランティアをする伊藤夫妻=2017年4月28日・いわき市の「サンシャインよしま」

● 「車が運転できなくなるまで続けたい」
金一さんは6本のハーモニカを使い分け、訪問する時は大型のスピーカーを車に乗せて移動します。いわき市が取り組む「いきいきシニアボランティアカード」(※記事後に解説)のスタンプも集め始めました。先月4月28日には、伊藤夫妻はいわき市好間地区の地域密着型特別養護老人ホーム「サンシャインよしま」で演奏。金一さんは「車が運転できなくなるまで続けたい」と、目標を話していました。

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↑金一さんが愛用するハーモニカ

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↑施設訪問のために車に積んで運んでいるスピーカー