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投稿:2017年05月24日更新:2019年09月17日

60. “下積み”経て表彰も・音楽ボランティア団体「虹色コーラス友の会」

● 活動9年目、5人が活動
「友の会」は2009(平成21)年11月に誕生。きっかけは、メンバーが元々所属していた音楽ボランティア団体の解散でした。「まだ続けたい」と有志で「友の会」を立ち上げ、現在は主に60代のメンバー5人が活動しています。毎月第1、第4の木曜に、1回3時間の練習をこなします。毎月3、4回、依頼を受けた福祉施設で演奏しています。童謡や歌謡曲など合唱のレパートリーは多く、その数は「数えきれないほど」(メンバー)です。

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● 「すこっぷ三味線」にも挑戦
3年ほど前からは、スコップを三味線代わりにして演奏する「津軽すこっぷ三味線」にも挑戦。ホームセンターで買えるアルミ製のスコップを三味線のように構え、右手で栓抜きをバチ代わりにしてたたきます。左手は、実際の三味線演奏のように動かします。代表の片寄八惠子さんは「三味線を弾いているようにただたたくだけ」と笑いますが、打楽器のようにたたくリズムをマスターするには練習が必要です。すこっぷ三味線用の楽譜もつくり、メンバーの呼吸が合うようけいこしています。すこっぷ三味線活動時は団体名を「虹色べっぴんシャベルーズ」に変更。青森県五所川原市に住む家元・舘岡屏風山(びょうぶざん)さんも活動を公認しています。

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● 名刺を持って宣伝活動
「練習をするなら、やっぱり披露したい」とメンバーは口をそろえます。設立当初は、その晴れ舞台を求めて名刺持参で福祉施設を回って宣伝。施設のご利用者様を盛り上げる工夫も欠かさず、みんなで一緒に歌えるようにと、片寄さんはイラスト入りの歌詞集40冊を作成。さらに、すこっぷ三味線の演奏時には、ご利用者様もたたいてリズムに乗れるようにと、打楽器代わりのペットボトルも準備して配ります。「友の会」は訪問ボランティア活動が評価され、2015年に県と市の両社会福祉協議会から表彰を受けました。

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↑手作りの「すこっぷ三味線」用の楽譜。たたくリズムが示されています

● 「元気をいただきました」
メンバー5人は18日、いわき市の医和生会小規模多機能型居宅介護「さらい」に登場。合唱、鍵盤ハーモニカ、すこっぷ三味線を披露し、アンコールも受けました。片寄さんは「みなさんの表情が明るくなるのが分かって、元気をいただきました」と笑顔で振り返り、今後は「元気に楽しんでやりたい」と話していました。

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