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投稿:2017年06月07日更新:2021年05月12日

多職種連携・地域連携

69. めざすぞ登録者増・ボランティアポイントカード

お年寄りの介護予防や福祉活動の促進を図るいわき市の「いきいきシニアボランティアポイントカード」が、始まってからまもなく1年が経過します。ボランティアに携わればポイントがもらえ、商品と交換できる仕組み。初年度の登録者は、担当者が想定した人数に届かず493人でした。そこで本年度は受け入れ施設や商品数を増やすとともに、口コミを狙ったPRで登録者数と商品交換率の改善を目指しています。

● いわきにゆかりのある商品をゲット
このカードは、65歳以上のいわき市民が対象。最寄りの地区保健福祉センターなどで登録後、指定された施設でボランティアを行うとポイントがもらえます。1時間1ポイントで、上限は、1日2ポイント、年間50ポイントになります。ポイント数に応じて、米、海産物詰め合わせ、かまぼこ、焼き菓子などいわきにゆかりのある商品と交換できます。ボランティアの受け入れ指定施設数は、医和生会の「やがわせデイサービス」を含めた、高齢者、障がい者、児童関連の124。協力を呼び掛けているボランティア活動は、市シルバーリハビリ体操の指導や、市高齢者見守り隊の見守り活動、レクリエーション支援、清掃、話し相手、草刈り、児童の見守り、園児との遊びなど多彩です。

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● PRと登録・活動の利便性に課題
この事業は、市地域包括ケア推進課が2016年7月にスタート。2017年3月までの初年度は、登録者が493人、商品交換者が183人で、商品交換率は37.1%でした(※1)。同課の瀬谷伸也主査は「想定していた登録者1500人に届かなかった」と語り、原因を「周知不足か、カードは知っている方を登録への行動に移せていない」(瀬谷主査)と考えます。

※1
いきいきポイント・登録者数と商品交換者数 (640x530)

● 施設数を124に大幅増
そこで、興味を持つ市民がもっと足を運びやすい場所で登録、活動できるようにと、本年度は受け入れ施設数を26から124に大幅に増加。交通利便性の面で行動に移しやすくなりました。周知不足の改善では、口コミで広がるように工夫。初年度から取り組んでいる、登録者が新たな登録者を紹介した場合に両者が2ポイント獲得できるルールを継続し、参加者には知り合いにカードを紹介してもらうよう呼び掛けます。さらに商品数も23から26に増やし、参加者の満足度を高めて口コミの広がりを促します。瀬谷主査は「今後、登録者のボランティア内容を集約したリストを登録者の同意を得た上で作り、各施設に紹介して受け入れの呼び掛けを活発化させることも検討したい」と話していました。

ポイントのポスター表 (443x630)

● 登録者数、1500人目指す
本年度に入り、市民から「ポイントカード事業はやっていないか」という問い合わせを受けた未参加の施設が、受け入れ機関に名乗りを上げて加わったケースも出てきたといいます。瀬谷主査は「登録者1500人を目指すとともに、商品交換率も高めて活発化させたい」と語っていました。

【ポイントカードの登録・活動ができる施設】
http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1467107756180/simple/290427katudoumenu.pdf

【いわき市地域包括ケア推進課】
ポイントカードを紹介しているページ:http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1467107756180/index.html
フェイスブック:https://www.facebook.com/tsunagaru.iwaki/