● 「一人暮らしの認知症患者は、施設を選択せざるを得ない」
医師、介護支援相談員(ケアマネジャー)、介護士、ソーシャルワーカー、デイサービスや障がい者施設、市の職員合わせて約45人が参加しました。5、6人1組となって「認知症」をテーマに、日ごろご利用者様に提供しているケアの相談を気軽に話しました。「一人暮らしの認知症患者の場合、見守りが必要で施設を選択せざるを得ない。自宅で生活させるにはどうすればいいか」「デイサービスでできる認知症ケアは、職員数が少ない上に時間が短く、限界を感じる」「入所を拒んでいた方が、手に負えなくなってから入所を決断するケースがある。悪化すると入所できる施設が限られてしまうので、拒まれても早めに入所させた方がいいのか悩む」などの声が出ました。菓子やコーヒーでリラックスしながら、各20分の話し合いを席替えをはさんで2回行い、最後は全体の意見を共有しました。
● 「今後も継続していきたい」
会場には悩みを書いたメモも貼られ「障がい者グループホーム入居者 高齢化により認知症を併発」「覚えた顔のヘルパー以外は『なんで来たの!!』と怒る」などと書かれていました。主催した平地区介護支援専門員交流会の担当者は「今後も継続し、次に会った時にあいさつできるような、顔の見える関係づくりをさらに活発化させたい」と話していました。3カ月に1回の開催をめざし、次回は9月の予定です。