8つのイベントが集まった「医療・介護・防災フェスタ」が25日午前10時から、いわき市四倉地区の四倉公民館で初めて開かれます。医師、薬剤師、理学療法士、介護福祉の専門家らが集結し、認知症をテーマにした講演会、服薬や健康の相談コーナー、体力測定などのほか、ボードゲーム体験やプラネタリウムなど幅広い年齢層で楽しめる企画が盛りだくさんです。フェスタの最終打ち合わせがこのほど、市役所四倉支所で開かれ、来場者を盛り上げようと準備万端です。
(※イベントがあり過ぎて困る、やっぱり行かないと思いそうな方のために、記事後に「このコーナーはこういう方におすすめ」と「巡回の参考例」を独断で表にまとめました。自分の興味のあるコーナーに、自分の都合のいい時間帯に合わせて、少しでも足を運んでみてはいかがでしょうか)
● 「認知症」講演会、服薬・健康相談、体力測定…
講演会では、木村医院の木村守和院長が「みんなで備えるための認知症の知識」と題して講話します。薬の飲み合わせなどに悩んでいる住民や、自身の健康に不安を持つ住民には「服薬」と「健康」のそれぞれのコーナーが設置され、薬剤師と地域包括支援センターの職員がアドバイスします。介護予防の運動方法を学びたい住民は、理学療法士による「体力測定・ミニセミナー」も。認知症や介護の悩みを専門家に気軽に相談したい住民には「オレンジカフェ以和貴」でひと休みも兼ねて立ち寄ることもできます。
● ボードゲームやプラネタリウムも
学ぶのは疲れるという住民には、老若男女が楽しめるコーナーも。海外の珍しいゲームで遊べて認知症の予防にもなる「ボードゲーム体験」、心を落ち着かせたいという住民には「プラネタリウム」もあります。「防災コーナー」では、炊き出し訓練による昼食が出るほか、防災用品の展示販売、新聞紙でのスリッパ作りなどが体験できます。
↑フェスタ本番に向けた打ち合わせ会議=2017年6月20日、いわき市役所四倉支所
● 「子どもからお年寄りまで楽しめる」
四倉・久之浜大久地区中地域ケア会議が、医療、介護、防災への意識向上を目的に初主催。いわき市役所四倉支所で20日に開かれた打ち合わせには、関係者8人が出席。駐車場や物資の搬入方法、ブースの位置などを確認して本番に備えました。
担当する四倉・久之浜大久地域包括支援センター管理者の熊田智英子さんは「フェスタは、子どもからお年寄りまで様々な世代をターゲットにしています。まずは興味のあるコーナーに足を運んで、ついでにほかの場所にも立ち寄ってほしい」と呼び掛けます。四倉・久之浜大久地区保健福祉センターの佐々木とも子次長は「四倉地区に限らず、多くの人に来場してほしい」と話していました。
【医療・介護・防災フェスタ】
日時:2017年6月25日(日)午前10~15時
場所:四倉公民館(福島県いわき市四倉町字東1-50)
問い合わせ:0246-32-2114 (四倉・久之浜大久地区保健福祉センター)
参加費:無料