※2017年9月から、記事中のこのオレンジカフェの日は、「毎月第1金曜日」から「毎月第2火曜日」に、場所は「スカイストア」から「イトーヨーカドー平店2階」に、それぞれ変更となりました。時間は午前11時で変わりません。(2017年9月2日更新)
七夕の7日、地域住民がいわき市平地区のスカイストアで、短冊に願い事を書いて笹の木に飾り付けを楽しみました。認知症や介護を相談する交流の場「オレンジカフェ以和貴」でのイベントで、初めての来場者も見られました。
● 市直轄運営の「カフェ」
「オレンジカフェ以和貴」は市地域包括ケア推進課が主催。スカイストアでの「カフェ」は毎月第1金曜日に開催され、市内に7カフェあるうちの1つです。ここは市が直轄で運営し、看護師や管理栄養士、傾聴ボランティア「みみ」のメンバー、市職員が常駐して住民をサポートしています。介護予防や福祉活動の促進を図る「いきいきシニアボランティアカード(※)」に登録した女性もお手伝いで参加。七夕のこの日は笹の木が準備され、来場者が飾り付けしました。
※ 「いきいきシニアボランティアカード」とは:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-200.html
● 健康や孫の幸せ 短冊に願い
午前の時点で、来場者は10人ほど。短冊に「家族みんなが健康ですごせますように」「今年こそおいしい梨がたくさんとれるように!」「いわきの観光が発展するよう祈る」「孫が早く学校になれます様に」など、願い事をしたためました。その後、折り紙を切り貼りして飾りを作ったり、折り鶴を折ったり、手先を器用に動かします。笹の木にそれらを飾り付け、来場者が交流を深めていました。
● 初の来場者 「やっぱり外に出ないと」
初の来場者が普段よりも多かったこの日。先月別のオレンジカフェで紹介されて初めてスカイストアに来た女性も。認知症の弟と来場したその女性は「やっぱり外に出ないと。いろいろな方と交流したくて来た」と話し、短冊に健康の願いを込めました。来場者は、介護以外にも棋士の藤井聡太四段などの話題で花を咲かせ、ほかの「カフェ」のチラシを受け取り情報収集していました。当法人のフェイスブックページにも同日、「オレンジカフェ行って来ました」というコメントが、初の来場者と思われる方より寄せられました。