● 「いわきネウボラ」PR
安心して出産・子育てができるまちづくりを目指す取り組み「いわきネウボラ」のPRを目的に、市が主催するイベント。「いわきネウボラ」は、「相談・支援体制の整備」「きめ細かな支援」「新規・拡張した事業展開」「地域との連携体制の構築」を柱に、7月1日にスタートしました。具体的に、地区保健福祉センターで子育てに詳しい「コンシェルジュ」が常駐する相談窓口の設置、妊産婦へ面接し「妊娠・産前後・子育て」の3期にわたる支援プラン作成、「マタニティサロン」の開催、相談や情報提供する地域子育て支援拠点の整備など。「いわきネウボラ」の愛称は「おやCoCo(ここ)」。「キックオフイベント」では、これら地域の子育て情報や、活躍する団体を発信していきます。
↑障がい児らにヨガを指導する藁谷さん。「ネウボラ」イベントのワークショップにも参加=2017年6月21日
● 多彩な子育て支援団体も参加
記念講演は、棒田副代表が「今の子育て・昔の子育て~子育て世代にやさしい社会づくりをめざして」と題して講話。「親子ワークショップ」では、市内で活動するこどもあいネット参画9団体と市の保育士が計9ブースを設置し、「ランタン作り」「ワイヤークラフト」「シースルーけん玉作り」「ベビーマッサージ」「骨盤ケア」「アンパンマン体操」などを行います。「親子ヨガ・キッズヨガ」のブースでは、市内でヨガの訪問指導をする藁谷さんが講師役で参加し、幼稚園児、小学生対象のキッズヨガが午後1時半から1時間、母親対象のケアヨガが午後2時45分から30分間、それぞれ開かれます。「スマイルリボン」、アレルギー児の交流会「もぐのび」、発達障害を考える家族会「スワンキッズクラブ」は合同で、うちわに手形を押す「ハンドスタンプ」を開きます。
↑ワークショップに参加する重症心身障がい児(者)家族会「スマイルリボン」の講座。「ネウボラ」イベントのワークショップにも参加=2017年7月7日
● 「子育て相談」「情報提供」も
会場では、「子育て相談」と「情報提供」のコーナーも設置。看護師や保健師の資格を持つ「母子保健コンシェルジュ」7人、市の子育て支援員研修を修了した「子育てコンシェルジュ」5人、子育て支援団体のメンバーが常駐して、育児の悩み相談に応えるほか、地域の子育て情報も発信します。
● 情報収集や子育て支援団体と会えるチャンス
育児の孤立化を防ごうと始まった「いわきネウボラ」。お年寄りを地域一体で支える「地域包括ケアシステム」のように、出産・育児に悩む親を支え合う地域をつくる狙いがあります。担当の市こどもみらい課の根本仁人係長は「育児、お年寄り、障がいなどを縦割りにした支え合う地域づくりではなく、将来はそれらを全体で考える必要がある」と、課題の垣根を越え地域全体で助け合う重要性にも触れました。イベントについて、根本係長は「子育てに取り組む団体と会って、つながりを持ってほしい」と話します。イベントは、子育て情報の収集や子育て団体に会って話を聞けるチャンス。根本係長は「とにかく気軽に足を運んでほしい」と呼び掛けています。
【いわきネウボラ キックオフイベント】
日にち:2017年7月16日
時間:午後1~3時半
場所:いわき市総合保健福祉センター
参加費:無料
記念講演の申し込み:定員100人で申込制。当日に空席があれば飛び入りで聴講できます。
問い合わせ:0246-27-8597(市こども家庭課)