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投稿:2017年09月11日更新:2019年09月25日

139. 「4点杖、一人に2本貸せる?」・ケアカフェでケアの悩み共有

いわき市の医療・介護福祉者の集いの場「ケア・カフェ」が11日、同市平地区のクロスカフェで開かれました。北海道旭川市発で全国に広がっているカフェ。参加者は福祉用具レンタルの対応の相談をしたり、何気ない悩みを共有したりしました。

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● ミニ講話後、40人が情報交換
この日のケアカフェには、介護支援専門員(ケアマネジャー)やデイサービス職員、病院の相談員、介護ヘルパーら約40人が参加。市内の介護老人保健施設「楢葉ときわ苑」の作業療法士・木田佳和さんが「高齢者のリハビリテーションと作業療法」と題してミニ講話した後、7グループに分かれて情報交換しました。

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↑「作業療法」について語る木田さん

● 多彩な話題 福祉用具、男性ヘルパー、管理者特有の悩み…
あるグループでは、必要がないのに福祉用具を借り続けるご利用者様がいるという話題に。福祉用具の職員が「4点杖を貸しているご利用者様から、室外用のためにもう1本借りたいという要望を受けた。どう対応すればいいか」と日常業務の悩みを相談。外出後にそのご利用者様が杖の接面部分をふくのが困難というのがその理由で、同席したケアマネジャーは「車いす2台のレンタルはあるけど…」「ご家族がいるなら協力してもらうようにすべきでは」などの声が上がり、本当に必要性があるかの確認が大切だと共有しました。ほかのグループでは、数カ月でデイサービスを変えるというご利用者様の話題、市内では珍しいという訪問介護の男性ヘルパーの紹介、ケアマネジャーがご利用者様に関わる度合いの難しさ、施設管理者になって部下からプライベートの相談が減ったという悩みなどが聞かれました。次回のケアカフェは12月11日開催。

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● 6月に続き2回目
ケアカフェは、県内の福島、郡山両市を含む全国に約150カ所あります。いわき市でのケアカフェは今年6月に続き2回目。菓子やコーヒーでリラックスしながら、医師、看護師、ケアマネジャー、介護士らが、日ごろのケアの相談や顔の見える関係づくりができます。20~30分おきに席替えをし、様々な方と情報交換ができるよう工夫されています。

↓ケアカフェでは、楢葉ときわ苑さんが短時間通所リハビリテーションをスタートさせたという話題も出ました。市内で短時間通所リハビリは珍しいです。多彩なリハビリ環境が地域にできることは、住民にとってプラスになるはずです!
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