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投稿:2017年09月13日更新:2019年09月25日

141. 毎月第二火曜、イトーヨーカドーに変更!・平地区「オレンジカフェ以和貴」

いわき市平地区の「オレンジカフェ以和貴」が「スカイストア」から「イトーヨーカドー」2階催事場に移転し、12日に初めて開かれました。開催日も毎月第二火曜に変更。カフェでは、医療や介護福祉の専門職が常駐し悩み相談や交流ができます。昨年度まで市のオレンジカフェ運営に携わっていた元嘱託職員が、認知症カフェ発展に役立てようと意識調査アンケートを呼び掛けていたほか、初の来場者らが談笑していました。

※「オレンジカフェって何?認知症カフェのこと?」という方へ:「オレンジカフェ以和貴」は、いわき市の認知症カフェ事業名を指し、一般的な認知症カフェです。

※「認知症カフェって何?」という方へ:カフェによりコンセプトはさまざまだと思われますが、専門職が常駐し、認知症の悩みを参加者で共有したり、理解を深めたりするカフェ。認知症者だけのカフェではなく、介護する家族はもちろん、地域住民が交流できる場です。

● 2階催事場にカフェ
会場は、東側エレベーターを2階で降りた目の前。オレンジ色ののぼり旗を掲げています。認知症に関するパンフレットやオレンジカフェのチラシなどを置く情報コーナー、4つに分けられたテーブルの上には、思いついたことを書けるメモ、折り紙などが用意されています。スタッフは、主催する市地域包括ケア推進課の職員、看護師、傾聴ボランティア「みみ」のメンバー、ボランティアでお手伝いする住民が、コーヒーやお菓子を出しておもてなします。

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↑認知症カフェの意識調査をしている大津さん(左)

● 認知症カフェの発展へ 元認知症地域支援推進員がアンケート調査
会場では、日本社会事業大学大学院福祉マネジメント研究科の大津拓直さんが、認知症カフェに関する市民の意識調査をしていました。精神保健福祉士でもある大津さんは今年3月まで約3年間、市地域包括ケア推進課で認知症地域支援推進員として働き、オレンジカフェの準備や運営にも携わっていました。自分の可能性を広げようと進学を決意した大津さんは、推進員時代の経験も生かし、認知症カフェを地域で発展させる方法を探ろうと実践研究に取り掛かっています。現在は、オレンジカフェの利用者と非利用者に分け、参加目的や参加しない理由などを尋ねてアンケートを集めています。大津さんは「認知症になっても安心して住み続けられる地域をつくりたい」と話していました。

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● 買い物兼ねて来場 初の参加者も
午前中は来場者5人が楽しげにおしゃべりしていました。長男と二人暮らしという80代女性は「長男が働いている間、ほかの人と話せる場所があっていい」と買い物を兼ねて訪れたといいます。知り合いの紹介で初めて来たという70代女性は「雰囲気がよく、気晴らしにいい。今は介護の悩みはないが、今後相談できそう」と話していました。担当者の市地域包括ケア推進課の金成聡司事務主任は「今後は各月ごとに、季節に合ったレクリエーションを企画したい」とハロウィーンやクリスマスなどのイベントを考えていると語りました。

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