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投稿:2019年04月08日更新:2021年05月11日

きらくデイサービス 多職種連携・地域連携

554. 地域が抱える課題も共有・「きらく」で運営推進会議

当法人「きらくデイサービス」の運営推進会議が、このほど同施設に併設する「いきいきさろん」で開かれました。「きらく」の職員はサービス内容や利用状況などを報告。独居高齢者や老々世帯が急増している地域の課題も共有しました。

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●運営推進会議とは?
「地域に開かれた事業所」「サービスの向上」をめざし、利用者様・行政・地域の代表者の皆様にサービス内容の報告、意見交換を行っています。3月29日の会議には、谷川瀬地区の民生委員、平地域包括支援センターの職員、利用者様のご家族、「きらく」責任者・矢吹美香科長を含む医和生会の職員ら計7人が出席しました。

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●重度の認知症の方でも
「きらく」の佐藤大科長代理が事業所の利用状況や平均介護度などを報告。民生委員の「デイサービスなのに要介護度が高い人が多くて意外」との声に、職員は「重度の認知症の方を受け入れているため、要介護4・5の方も多い」と説明しました。ご家族は「『きらく』に通ってから、日中は本当に楽になった」と感謝しながらも「困りっぱなしの毎日。近所から何か言われるのが辛いし、本人に優しくできない、怒ってしまう」と話し、参加者は深く頷いていました。

●独居高齢者や老々世帯への支援
そのほか「独居・老々世帯高齢者の急増」が話題に。民生委員は「高齢者の孤立を防ぐために活動しているが、前任者から引き継がれた住民記録しかない。新たにアパートに引っ越してきても情報が入らず、個人情報は行政も教えてくれないので、把握しきれない」と現状を伝えました。当法人の居宅介護支援事業所の鈴木直樹ケアマネジャーは、「何かあってからでは遅いので、人生の最期をどう迎えたいかを考えることが大切」と話し、“わたしノート”※を紹介。ご家族は「初めて見た。今となっては、母がどんな想いなのかわからない。そうなる前に確認したかった」とノートを眺めていました。

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※「わたしノート」を紹介した記事
「延命治療、望みますか?・わたしノート、発行から1年半」 2017年9月21日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-295.html

【関連記事】
「地域連携に貢献へ・さらい運営推進会議」 2017年3月22日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-143.html

「サービス向上へ・民生委員らと意見交換」 2017年3月15日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-139.html