当法人で働くスタッフ一人一人へのインタビュー。今回は、コスモス訪問看護ステーションに今夏入職した髙木を紹介します。急性期病院での勤務を経て「地域で暮らす人を支えたい」と訪問看護師の道へ。利用者様、家族様が何でも相談できる看護師を目指して、日々のケアにあたっています。
●「地域医療に携わりたい」
髙木は山形県出身。「地域で暮らす人を支えたい」と保健師を目指して大学に進学し、保健師・看護師両資格を取得しました。病院実習で「もっと経験や知識が必要」と感じ、卒業後は看護師として急性期病院に就職。重症患者を受け入れるため、必要な治療を終えた患者様が次々と転院・退院していく現場では「早ければ1週間で退院する方もいた」と髙木。退院後の食生活や薬の指導をしながらも、特に、一人で暮らす高齢の方の退院後の生活が気掛かりでした。縁があって、いわき市に引っ越し、昔からの夢だった「地域医療」に携わろうと訪問看護師の道を選びました。
●家族様への気配りも
入職から3ヶ月後。台風が直撃した日の午後。髙木は訪問先に着くと、まず「台風は大丈夫でしたか?」と家族様に声を掛けました。そのあと、患者様の足を処置していると、手首の絆創膏に気付き、家族様にいつから貼ってあるのか尋ね、傷の様子を確認。しきりに胸元を掻こうとする動きも気になり、肌の状態を見て「少し赤くなっていますね」とクリームを塗りました。研修期間中、同行する先輩スタッフから、患者様の身体状況だけではなく、介護する家族の言動や家の中の環境変化にも目を向ける大切さを学んだ髙木は「私が気付かなければ、処置が遅れて病状が悪化するかもしれない。責任ある仕事」と気を引き締めてケアにあたります。最近では「一人暮らしの方から生活の困りごとの相談を受けた。家族様の心境にも気を配れるようになってきた」と言い、「自宅で暮らす人を支えていると実感する」と笑みを浮かべました。
↑ケアにあたる髙木。家族様とのコミュニケーションも大切にしている。
●何でも相談してもらえるように
「顔や表情が見えたほうが安心してもらえる気がする」とあいさつするときはマスクを外す髙木。「まだ“新人さん”と遠慮されていて、信頼関係を築くまで時間はかかるだろうけど、患者様、家族様が何でも相談できる訪問看護師になりたい」と目標を語りました。
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<私が訪問看護師になろうと思った理由>
コスモス訪問看護ステーションで働く看護師は全員「病棟看護」からの転職です。
なぜ、訪問看護師になろうと思ったのか?というアンケートを取ったところ、このような回答がありました。
・自分や家族の最期は住み慣れた自宅がいいと思っていた。また、同じ考えを持つ方の役に立てればと思った。
・学生時代の話ですが、『カテーテルさえ管理できれば退院できるのではないか』と感じた患者さんがいました。訪問看護師として、お家での管理をお手伝できれば、自宅生活を叶えられるのではと思っていました。
・人生の最終段階を自宅で過ごしている方を直接お手伝いしてみたいと思ったから。
・療養病棟で勤務していた頃、本人の意思がわからない状態で患者さんを受け入れ、家族と医療者の話し合いだけで物事が展開されていることに疑問を感じていた。
・病院から退院して間もない生活が一番不安定であり、生活が軌道に乗るまでが一番看護の手を必要としている。患者さん本人はもちろんで、ご家族も大きい不安を抱えている。そこを訪問看護師としてフォローしたいと思った。
・医療者主体の看護ではなく、患者さんや家族主体の看護がしたいと思ったから。
・学生時代から、地域医療や在宅医療に興味があった。地域で暮らす患者さんの力になりたいと思った。
・訪問看護師として働く先輩から「向いていると思うよ」「楽しいよ」と誘われたのがきっかけ。
・学生時代に訪問看護ステーションでの実習で、「いいな」と思いました。患者さんとの触れ合いが楽しかったのかも。
<コスモス訪問看護ステーションの職場見学で、わかること>
・コスモス訪問看護ステーションの看護師はどんな想いで仕事に向き合っているのか?
・訪問看護の良いところ、逆に大変なところ
・訪問範囲はどれぐらい?
・疾患、ケアの内容、患者さんの年齢…など
・入職後、一人訪問はいつ頃から始まるのか?
▼よくある質問
・方向音痴(運転に自信がない)けど大丈夫ですか?
・オンコールって月何回ぐらい持ちますか?
・オンコールを持っていたとき、実際の出動回数はどれぐらいですか?