子育て世代を支える地域づくりをめざしたいわき市初の住民参加型ワークショップイベントが16日(土)午前10時から、いわき市総合保健福祉センターで開かれます。その名も「地域子ども・子育てワークショップ」。第1弾となる今回の対象地区は「内郷・好間・三和」で、ほかの地区の開催にもつながるかの試金石となります。保育士、子育て中の家族、地域住民、行政関係者らが集まってグループワークし、地区内の育児環境の「課題」と子育て「応援者」を考えます。基調講演は、子育て支援の視点も持って訪問理美容サービスに当たる内郷地区の橋詰光子さんが「ハジメのハンポ-小さな想いから始める小さな幸せ~ママの笑顔があふれるコミュニティへ」と題して講話し、「一地区住民として何ができるか」を自身の例から提起。昼食に合わせたフリートークタイムは、無料サービスの軽食やカフェを楽しみながら住民とつながれる場になっています。入場無料で一般参加も可能です。
● 基調講演で一住民の子育て支援事例
出産・子育てを総合的に支援する事業「いわきネウボラ」の一環で、いわき市こどもみらい課が初めて主催。子育て世代を支援できる地域の仕組みをつくる狙いで、まずは「内郷・好間・三和」地区がモデルに設定されました。基調講演は「どこでもロダン訪問サービス」代表の橋詰光子さんが登壇し、産前産後ママヘルパーの資格を取得し家事や育児を手伝う取り組みなどを語ります。
● 地域の「課題」と「支援者」を共有
ワークショップはAとBグループに分かれて実施。ファシリテーターは好間地区の重症心身障がい児と家族の会「スマイルリボン」の笠間真紀代表が担当し、各テーブルに子育てコンシェルジュが配置されます。Aグループは「“地域で子育て”ってどういうこと?―子育てを通じてつなぐ、つなげる地域の輪」と題し、地区の子育て環境の課題を共有。さらに挙がった課題をカテゴリーに分けた後、「自分」「地域」「行政」ごとにそれぞれできる事を考える予定。Bグループは「支援者を探す」狙いで「“地域の子育て応援団”ってどこにいる?-家族で遊べるおでかけマップをつくろう」をテーマに話し合い。地区内の子育て支援に協力的な施設や飲食店、団体、個人などを掘り起し「子育て中の母親」目線でマップづくりをめざす方針です。
● つながるフリートークも予定
プロのアドバイザーとして、いわき明星大学教養学部の鎌田真理子教授、NPO法人「Commune with(コミューン ウィズ) 助産師」の草野祐香利理事長、日本小児科学会専門医でいわき市医療センターの鈴木潤副診療局長も参加します。フリートークは終了予定の正午から午後1時半まで予定され、参加者は子育て支援団体や住民と話す機会になっています。無料の託児スペースあり(4カ月~未就学児を対象に申し込み不要)。いわき市こどもみらい課の担当者は、ワークショップが好評だったら来年度以降ほかの地区でも開催していきたい、と語っています。
【地域子ども・子育てワークショップ 内郷・好間・三和編】
日時:2019年3月16日(土)午前10時~正午(フリートークタイムは終了後から午後1時半まで)
場所:福島県いわき市内郷高坂町四方木田191
入場料:無料
託児サービス:申し込み不要で無料(対象は4カ月~未就学児)
問い合わせ先:いわき市こどもみらい課企画係の電話0246-22-7483、メールkodomomirai@city.iwaki.lg.jp
【関連情報】
<いわきネウボラ(市ホームページより)>
概要:http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1495755528038/files/iwaki20170602.pdf
主な取り組み:http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1495755528038/files/iwaki20170604.pdf
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