いわき市平の北白土地区住民が19日、北白土公民館で健康測定をしました。講師を務めた医和生会の理学療法士・菅波成年科長の指導で、住民28人は歩行やバランスなどのテストに挑戦しました。
● 毎月1回開催される「健康体操教室」
イベントは、北白土(37区)・北白土健康体操教室が主催する「北白土(37区)健康体操教室」の一環。毎月1回開催されるこの教室はこれまで、認知症予防や笑い、アルコール依存症、看取りなどをテーマにした講座が開かれ、地区住民が健康づくりに理解を深めています。6月には、医和生会山内クリニックの山内俊明院長も寝たきり予防について講話しています。
● 6項目を健康測定
「みんなのリハビリ体操 健康測定」と題したこの日の講座で、地区住民は6項目を測定。「体重」、「握力」、立ち座り回数を測る「30秒間立ち上がり」、バランスを測る「前方腕伸ばし」、歩数と速度をチェックする「5メートル歩行」、Uターンして戻る速度を測る「3メートル立ち周り」に挑みました。自然に歩くスピードで測る5メートル歩行では、測定者から「速過ぎる」と再測定を求められるほど気合が入った住民も。握力では、働いていたころと同じくらいの結果だったという男性もいました。合間にお茶を飲んで休みながら、けがのないよう体を動かしていました。
● 来年4月に再測定
菅波科長は、今回の測定を生かして体力を維持するため運動するなど生活を工夫するようアドバイス。今回の記録は平地域包括支援センターが保存し、来年4月に再び測定して健康づくりに役立てます。