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投稿:2017年12月02日更新:2019年12月05日

196. 認知症相談窓口 つくろう・「内郷・好間・三和地区中地域ケア会議」

いわき市内郷・好間・三和地区(※1)の「中地域ケア会議」が11月27日、同市の好間公民館で開かれました。地域住民や医療、福祉関係者が健康な地域づくりをめざし協議を続けている「高齢者生活安全・移動手段」「認知症」「医療と介護の連携」の3部会の活動経過報告がありました。中山間地域の生活課題を把握するアンケート調査や、地域の医療機関や福祉施設と連携した相談窓口づくり、「介護塾」の企画などの経過が共有され、委員からさまざまな意見が挙がりました。

(※1)2017年4月3日現在、いわき市の高齢化率は28.98%。比較的中心部に近い内郷と好間の両地区の高齢化率はそれぞれ29.72%と29.02%である一方、山間部で人口約3000人の三和地区の高齢化率は40.15%で高齢化が著しく高い。

● 中地域ケア会議とは?
医療・介護・予防・住まい・生活支援の発展へ住民が支え合う地域づくりをめざそうと、国は2015年4月、市町村の努力義務として「地域ケア会議」の設置を法制化しました。これを受けていわき市は同年、「個別ケア」、「小地域ケア」、「中地域ケア」、全市レベルの「市地域包括ケア推進」の計4会議でつくる「いわき市地域ケア会議」を設置(※2)。「同地区中地域ケア会議」は、いわき市の7つある「中地域ケア会議」の一つで、地区保健福祉センターが主催しています。本年度の同地区中地域ケア会議の委員は20人(※3)。この日、事務局が3部会の活動報告をして委員から意見を求めたほか、育児分野で支え合う地域づくりをめざす「いわきネウボラ」と中地域ケア会議との連携推進について、市こどもみらい課の藁谷嘉人課長が説明しました(※4)。

※2 (市のホームページより)
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※3
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内郷・中地域ケア会議委員2 (640x369)

※4
藁谷課長が「いわきネウボラ」を説明し、地域に啓発すると話した市地域包括ケア推進会議(2017年10月4日投稿):http://ymciwakikai.jp/blog-entry-306.html

● 中山間地域で生活実態のアンケート調査中
「高齢者生活安全・移動手段」部会は、中山間地域(三和、好間内の北好間・榊小屋・大利、内郷内の白水・宮・高野)の生活課題を見つけて支援方法を検討しようと、11月1日からアンケート調査が始まっています。前回の会議で「つどいの場」に参加する元気なお年寄り以外にも対象を広げた方がいいとの声を受け、地区内の保健福祉センター、社会福祉協議会、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所が情報共有して一人暮らしのお年寄り世帯にも聞き込みします。本年度内での調査完了をめざします。好間地区の委員は「買い物に行くための巡回バスがあると便利」「移動販売の回数が少ない」などの現時点で聞いている住民の声を代弁。民生委員や区長、地域住民らと連携して生活実態の把握に努めることを確認しました。配食サービスのエリア外になる懸念があった三和地区では、8月にサービスが無くなったものの、9月から1事業所が実施可能となり11月20日時点で4人に配食している状況を事務局が説明。配食サービスのニーズ調査は、生活課題アンケートを優先して来年度に持ち越すことに決まりました。

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● 「認知症地域相談窓口」をつくり、住民にどう啓発?
「認知症」部会では、認知症について気軽に相談できる窓口や医療機関、支援資源を具体的に整理した図「認知症ケアパス」を作成中。同地区内での相談から受診までの流れがフローチャートでイメージできるようにまとめ、本年度中の完成を目指しています。さらに、相談対応や専門医療機関につなぐ「認知症地域相談窓口」として、医療機関、薬局、介護福祉施設などに協力を依頼することも確認。来年1月中に協力予定施設への説明会、翌月中に賛同する施設を集約して来年度に開始予定です。地域包括支援センター職員の委員は、地区内の認知症に関する相談件数が10月末現在65件とし「確実に増えている」と語りました。介護支援専門員(ケアマネジャー)の委員は「ケアパスがあると便利だが、住民が知っていないと意味がない」と周知の重要性を指摘。ほかの委員は「回覧板で宣伝してもまだ地域包括支援センターを知らない住民もいる」「回覧板を見ない人もいる」と広報の難しさが浮き彫りに。「インターネットやSNSで発信してはどうか」の意見には、地域包括支援センターや市地域包括ケア推進課が積極的に取り組んでいる発信を紹介しました(※記事末尾に関連情報)。

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● 介護塾 「出張型」で幅広い世代に呼び掛け
「医療と介護の連携」部会では、「健康」「介護予防」「充実した余生」などをテーマにした「介護塾」の開催を協議中。本年度すでに既存の「つどいの場」に合わせて開催されている「介護塾」での意見をまとめ、住民が参加しやすいよう集会所で開催する「出張型」を中心にし、お年寄りに限定せず幅広い世代に呼び掛けるなどの方針案が示されました。委員からは、友人を招いて認知症の母と一緒にしゃべるお茶飲みをし、認知症を身近に感じさせている話題も出ました。

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【関連情報】
いわき市の地域包括ケアの取り組みを発信しているホームページとフェイスブックページ
<市地域包括ケア推進課「いごく」>
ホームページ:https://igoku.jp/
フェイスブック:https://www.facebook.com/igoku.iwaki/

<地域包括支援センター>
ホームページ:http://npo-fukushinetiwaki.com/
フェイスブック:https://www.facebook.com/Npo%E6%B3%95%E4%BA%BA%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E7%A6%8F%E7%A5%89%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%84%E3%82%8F%E3%81%8D-198648233884509/