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2019年03月20日

がん関連 地域講演

538. 「乳がんで命を落とさないために」・女性の健康講座開催

「女性の健康講座」がこのほど、いわき市総合保健福祉センターで開かれました。テーマは「乳がんで命を落とさないために~乳がんの早期発見、早期治療を目指して~」。いわき市医療センター外科科長・根本紀子医師の講話や、乳がんサバイバー(治療経験者)による体験談を聴き、参加者約70人は乳がんに対する知識を深めました。

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●乳がんは「治療効果が高いがん」
講座は3月1~ 8日までの「女性の健康週間」に合わせ、内郷・好間・三和地区保健福祉センターが3月7日に主催しました。根本医師は乳がんの基礎知識や治療法について講話。生涯に乳がんを患う日本人女性は11人に1人と言われる身近な病気です。乳がんで亡くなった有名芸能人のニュースが大きく報道され怖い病気と思われがちだが、乳がん5年生存率(初回治療後から5年経過したときの生存率)は91.1%と高く、治療効果が高いと説明。しかし、脳や肺などに転移すると死亡率が高まるため、早期発見・早期治療の重要性を訴えました。早期発見のカギを握るのは検診と自己触診。「5年前に検診を受けて異常がなかったから、その後は受けていない」とならないよう、定期的な検診を促しました。また、がんを小さい段階で発見できれば早期治療が可能なので「自己流で構わないから自己触診を続けてほしい」と呼び掛けました。

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●乳がんサバイバーの経験談
40~50代の乳がんサバイバー(治療経験者)の女性3人が登壇。現在治療中にも関わらず、職場復帰も果たした3人の表情は明るく、時折笑いを交えて、乳がん発覚時の心境や治療経験を語りました。「手術すれば終わりだと思っていたけど、実際は長期間の治療だった」と語る女性は、手術後に放射線治療、抗がん剤治療を経験。それでも「子どものために『生きなきゃいけない』という想いが強かった」とも。もう1人は治療中いつもそばで支えてくれたご主人への感謝を述べました。全員が自己触診で異変に気付き、がん検診は「子育てや仕事が忙しく、受けられなかった」「検診は受けたけど異常は見つからなかった」。3人は日頃から乳房の状態を把握してほしい、と異変に気付いた時の早期受診を訴えました。

<地域連携・企画広報課 皆川歩美が聴講した感想>
根本医師は「働き盛り・子育て盛りにあたる40代後半から50代前半で乳がんを発症する女性が多い」と説明され、登壇したサバイバーはその年齢でした。自分のことは後回しで、家事・育児・仕事に追われる毎日を過ごす中、突然の乳がん発覚。気持ちが落ち込んだ日も、辛い治療に苦しんだ日もあったと思います。しかし、自身の経験を堂々と話すサバイバーからは力強さを感じ、「乳がんは怖くない」と思えました。講座終了後、1人のサバイバーにお話を伺うと「乳がんだとわかったときはショックだったし、怖かった。仕事を辞めようとも思った。でも仲間や家族に励まされて、今こうして仕事もしている。自分は『生かされた』と思って、自分の経験を広めていきたい」と言いました。当事者の声を聴き、「明日は我が身」だと考えさせられました。私は現在30歳ですが、乳がん検診も自己触診もしていなかったので、まずは自己触診から始めようと思います。

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