当法人のマラソン愛好家でつくる「医和生会RC」は茨城県ひたちなか市の「ひたち海浜公園リレーマラソン」(11月24日)に出場し、目標だった3時間切り(サブ3)を逃した。それでもタイムはチーム新の3時間6分35秒を更新。ベテランが例年の力を発揮できなかったものの、期待のルーキーがチームをけん引する好走を見せた。サブ3を逃したら監督引退すると宣言していた鈴木直樹(居宅介護支援事業所)は「支援者の方々と相談して決めたい」と、進退を再考している。
● 選手一人、急きょ欠場
1周2キロ、計42.195キロをたすきをつないで走る周回コース。エントリーした選手は、鈴木を筆頭に、菅波成年(通所リハビリテーション)、西山将弘(地域連携・企画広報課)、芳賀諭(居宅介護支援事業所)、佐藤大(きらくデイサービス)、菅野翔平(やがわせデイサービス)、草野一生(ショートステイ)、向川滉希(きらくデイサービス)の計8人だが、草野は体調不良で急きょ欠場。実力ある選手を中盤以降に4回走るローテーションを組み、終盤でタイムを巻き返す作戦で挑んだ。
● ルーキーが快速
当日はどしゃぶりという最悪のコンディション。チーム1の快速を誇る菅波は前日からのどを痛め、不安を抱えて号砲を迎えた。そんな中、5人目でたすきを受けたルーキー向川が駆け付けた両親の声援に応え、この日序盤チーム2位の8分11秒のタイムで好走。中盤に入り、薬を飲んでギリギリまで車で体を温めていた菅波が本領発揮し、チーム最速の7分44秒をマーク。チームが勢いづき、雨も止んだ終盤、疲労からメンバーが徐々にタイムを落とし、西山はベストタイムにおよばず失速。向川が一矢報いる好走を続けたが、サブ3はまたも夢に終わった。
● 「力を出し切れた」
それでもチームは新記録を打ち立て、若手エースが誕生した明るい材料も。鈴木は「(彼には)来年は自信を持ってエース区間を走ってほしい」と期待を込め「チームとしては激しい雨風の中でも力は出し切れた。悔いはない」と振り返った。
【医和生会RC関連記事】
<2019年>
「練習の様子」 10月30日投稿:https://iwakikai.jp/blog/2587/
<2018年>
「ひたち海浜公園リレーマラソン」 12月7日投稿:https://iwakikai.jp/blog/400/