〒970-8036 いわき市平谷川瀬一丁目16-5

(0246)25-8181

コラム

COLUMN

2020年01月08日

コラム コラム - 岩井淳一

【コラム18・医療】小さい子どもの誤飲(医師・岩井淳一)

【今回のご相談】生後5か月を過ぎるぐらいから、子どもは何でも口に入れるようになると聞きます。子どもが誤飲してしまったときの対処法を教えてください!

【私がお答えします!】岩井淳一先生(医師紹介ページはコチラ https://iwakikai.jp/doctors/

 

Q.子どもが誤飲しやすいものって何ですか?

A.体に穴があれば何か詰めたくなってしまうのが子供心というもの。口に入れてしまえばそのまま飲み込んでしまうこともあれば、鼻や耳に入れて取れなくなることもあります。救急外来でよくあるのは「タバコを食べた」「ピーナッツが詰まった」「電池や画鋲を飲んだ」「ビーズやBB弾が鼻に詰まった」などなど…キリがありません。

 

Q.特に気をつけなくてはいけないものは何ですか?

A.まずは「鋭くとがったもの」。取り出すときに傷つけてしまう可能性があるので、専門医を受診しなくてはいけないことがあります。あとは「酸やアルカリ性洗剤」「タバコ」「大人用の薬」などの有害なもの。とがっていないものが鼻・耳に詰まった場合は比較的に安全ですが、簡単に取れない場合は耳鼻科受診が必要になります。そのほかピーナッツなどの豆類に含まれる油成分が肺を刺激し、肺炎を引き起こすというケースもあります。小さくても怖いのは「ボタン電池や2個以上の磁石」。胃などの粘膜を傷つける可能性があるので、早く除去する必要があります。一番怖いのは完全に気道が塞がり呼吸困難などになるようなもの。

 

Q.誤飲してしまったときの反応は?

A.誤飲した物とその状況により症状は様々ですが、具体例を挙げると、気道が塞がった「窒息」の場合。咳や呼吸もなく、ぐったりしてしまいます。

 

Q.そんなことになったらどうしたらいいのでしょうか!?

A.飲み込んだものの重さの影響でさらに深く入ってしまうことがあるので、そのまま背中を叩かないようにしましょう。頭を下げて逆さまにして背中を叩くのが有効です。呼吸が停止してしまえば心肺蘇生が必要です。急いで救急要請してください。見えないのに指を突っ込んでしまうと異物をさらに奥に押し込んでしまう可能性があり、大変危険です。ほかにも「こどもの救急」というサイトで詳しい情報が掲載されています。

 

この記事は広報「医和生」13号に掲載されました。