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投稿:2020年02月05日更新:2023年10月05日

コスモス訪問看護ステーション やがわせデイサービス

753. 高校生、訪問看護と介護の仕事を体験・「コスモス」と「やがわせデイサービス」

いわき市の福島県立四倉高等学校の2年生がこのほど、当法人の「コスモス訪問看護ステーション」と「やがわせデイサービス」で職場体験をしました。「コスモス」が高校生インターンシップを受け入れるのは初。高校生は現場の雰囲気を肌で感じ、将来に向けてモチベーションを高めていました。

 

<コスモス訪問看護ステーション>

「コスモス」で訪問看護を体験したのは田久愛さん。体が弱くて子どものころからよく通院していたといい「支える側になりたい」と考えるように。祖父母と一緒に暮らし、家に来る訪問看護師の姿を見て「いつかおじいちゃん、おばあちゃんに恩返ししたい」と訪問看護師にあこがれるようになりました。インターンは1月28、29日の2日間、利用者様宅を回って訪問看護の現場を見学しました。

 

 

 

● 気づいた事を熱心にメモ

最終日は90代のご利用者様宅を訪問。田久さんはゆっくりした丁寧な口調で「よろしくお願いします」とあいさつします。訪問看護師が血圧や体温を測る様子を、田久さんは正座で見つめます。入浴介助では肌が弱いお年寄りの服をどのように脱がせているか気になる田久さんは看護師の動きに注目。職場体験のために買ったというメモ帳にペンを走らせ、気づいた事をぎっしり書き込んでいました。ご利用者様の髪を乾かす“仕事”を任された田久さんは、ドライヤーを丁寧に動かし「熱くないですか?」と優しく声掛け。おばあちゃんから「上手だったよ。どうもありがとう」と、別れ際にはご家族から「頑張ってね」と感謝され、笑顔を浮かべていました。

 

 

● 「一人一人と向き合える訪問看護師になりたい」

お年寄り以外にも、近年増えている外国人を看護するため「外国語も覚えたい」と高い志を持つ田久さん。高校の先生にはすでに看護を学ぶために進学する意志を伝えているという。「一人一人と向き合って、最後まで笑顔でいられる訪問看護師になりたい」と目標を語っていました。

 

<やがわせデイサービス>

やがわせデイサービスで介護職を体験したのは三澤遥樹さん。祖父母が近くに住み、もともと高齢者の話を聴くのが好きでした。中学生のころ、介護士として働く父親の職場を訪れた際、高齢者を支える職員の姿や温かな雰囲気に魅力を感じ、「自分も介護の仕事をしたい」と思うようになったそうです。

 

 

 

● スタッフの細かいケアに驚き

インターンシップ初日の1月28日、スタッフと一緒に利用者様のリハビリを補助しました。「椅子の向きを変えますね」と利用者様の耳元で声を掛けます。歩行訓練中、「足が出ない」ともらす利用者様にスタッフが「落ち着いて。左足に力を入れて」とアドバイスする様子を見ていた三澤さんは「一人ひとりの病気やどこが痛むのかを細かく把握していてすごい」と驚き。「もっと気合い入れないと」と意欲を見せました。

 

 

● 少しでも早くお年寄りの力になりたい

介護を必要としている高齢者が急増している今、「少しでも早く力になりたい」と高校を卒業したらすぐに働くつもりだと言います。今のうちから社会常識を身につけるために飲食店でのアルバイトにも挑戦。「接客経験は介護にも役立つ」と考え、夢に向かって努力を続けています。

 

【関連事業所】

「コスモス訪問看護ステーション」:https://iwakikai.jp/service/cosmos/

「やがわせデイサービス」:https://iwakikai.jp/service/yagawase/