新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、あいにく東京オリンピックが延期になりました。本番は1年程先になる見通しですが、障がい者が世界を舞台に競い合うパラリンピックの魅力をわたくし、向川が少しだけ紹介します。
今回は「パラスポーツ」の一つ、「車いすバスケットボール」についてお話します。
↑障がい者スポーツ(ハンドボール)に参加する向川
Q. 車いすバスケットボールって?
その名の通り車いすに乗って行うバスケットボールです。
Q. ルールは?
通常行うバスケとほぼ同じルールで行われます。なのでコートの広さ、ゴールの大きさと高さ、人数はそのままなんです。
Q. ゴールも同じなんですか!それは大変ですね!
そうなんです。通常でも動きながらのシュートはありますが、その場に止まって狙いを定めるということが車いすのためできません。さらに座っている分ゴールの高さが遠く感じられるためシュートするための筋力と動きながらでも決める正確性が求められます。
Q. 選手はどのような障がいを持っているんですか?
脊髄損傷や切断等、下肢に主な障がいのある選手を対象にした競技です。また障がいの程度に合わせて「クラス分け」というものがあります。選手は障がいの程度や身体能力によって、重いほうから順に1.0点から4.5点まで0.5点刻みで8クラスに分けられ、コート上の5選手の合計点を14.0点以内で構成するというルールがあります。幅広い選手起用が必要で、緻密な戦略に基づいた役割分担によるチームワークも見どころです。
Q. 選手によって障がいの程度が異なるんですね。
そうなんです。しかし障がいが重くても、車いすの操作が超人的な選手も多いです。
Q. どういうところが超人的なんですか?
車いすバスケは競技中どうしても接触したり勢い余ったりして転倒することやタイヤがパンクすることがあります。しかしプレーは止まりません。なので転倒した場合、選手は上半身の力のみで車いすを起こしてみせます。簡単にやっているように見えますが足に力が入らない、全身と車いす分重さもあることを考えるとその復帰スピードは、まさに「超人的」です。
Q. すごい迫力がありそうですね!では、最後にひとことお願いします!
その道を究めた超人たちが一堂に会する4年に1度の祭典です。今回は1つだけの紹介でしたが他にも障がい者スポーツはたくさんあります。そちらも是非楽しんでみてください!
参考サイト:東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(https://tokyo2020.org/jp/)
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