茨城県ひたちなか市の「ひたち海浜公園リレーマラソン」(11月25日)に出場した当法人の「医和生会RC」は、目標だった3時間切り(サブ3)の達成を逃した。自己新の4時間切り(サブ4)を達成した選手も現れ期待も大きかったが、3本柱の一角が突然欠場するハプニング。奮闘むなしく、タイムは昨年よりも約1分落とす3時間10分50秒だった。それでも期待のルーキーが力走を見せ、次回への収穫も得た。「お互い励まし合い、チームワークを発揮できた」と振り返る選手兼監督の鈴木直樹は、来年の大会に向け選手の底上げをより強化していく方針を示した。
● 突然のオーダー変更
リレーマラソンはひたち海浜公園内の1周2キロの周回コースをリレーで42.195キロ走る。選手の走る回数は無制限。医和生会RCは昨年に引き続き2年連続の出場だ。今シーズンは鈴木が秋の「水戸黄門漫遊マラソン」で4時間切りを達成し、菅波成年(通所リハビリテーション)と西山将弘(地域連携・企画広報課)とともにサブ4ランナー3選手がそろった。さらに合同練習会で新戦力の菅野翔平(やがわせデイサービス)が鈴木に食らいつく好走を見せてアピール。鈴木監督は今大会の目標達成に自信をのぞかせ、サブ3達成に期待が高まっていた。だが西山が家庭の事情で突然の欠場。オーダー変更が余儀なくされ、鈴木、菅波、菅野がより長い距離を走る作戦で6選手が挑んだ。
↑ウオーミングアップする新戦力・菅野(左・やがわせデイサービス)
↑ひざに不安を抱えながら走った新戦力・草野(ショートステイ)
● 遠かったサブ3
序盤は好スタート。2走・鈴木が大会自己新のタイムでたすきをつなぎ、菅野もチーム3位の8分18秒をマークした。波に乗った4走・芳賀諭(居宅介護支援事業所)も大会自己新で2キロを駆け抜けた。菅波は終始安定。練習でひざを痛めていた草野一生(ショートステイ)と佐藤大(きらくデイサービス)も必死に走り、主力の回復時間をつくった。だが中盤から徐々に失速。2回走る予定だった草野のひざが悲鳴を上げて菅野が代走。負担は重く、序盤より大きくタイムを落とす。選手は大声で鼓舞し合って想定以上のタイムを出す選手もいたが、サブ3は遠かった。
● 来年に向けた強化策
新戦力が経験を積み、チームワークを発揮できたのは収穫と鈴木監督。次大会に向けて選手の底上げに力を入れる計画も考えている。全選手を個人レースに出場させてレベルアップを狙う構想で、「サブ3達成は決して高いハードルではない」と来年の大会を見すえていた。
【医和生会RCの鈴木(←無事に今秋、水戸マラソンでサブ4達成)関連記事】
「サブ4に挑む鈴木」 2018年2月5日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-398.html
「サブ4めざしサンシャインマラソンに出場した鈴木」 2018年2月20日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-410.html