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投稿:2020年06月10日更新:2021年05月11日

多職種連携・地域連携

813. 野菜の栽培も始めました・「いつだれキッチン」再開

野菜を募って手料理を提供する「いつだれkitchen(キッチン)」(いわき市平地区)が6月に再開しました。新型コロナウイルスの感染拡大防止のために3カ月休止していた間、野菜栽培の取り組みを始めました。テイクアウトも始めた再開初日の6月4日は多くの来場者が訪れ、心を込めた手料理を手に取っていました。

 

 

 

● 去年4月にオープン

「いつだれキッチン」は去年4月、いわき市平地区の共助拠点「あらたな」内にオープン。野菜や食べられるのに廃棄される食材を募って食品ロスと食材費を抑え、おいしい手料理を振る舞う交流の場をつくろうと誕生しました。障がい者や高齢者を支援するNPO法人「布紗」(同地区)が運営。毎週木曜のお昼時間にオープンし、料金は投げ銭。主に医療・福祉に携わる有志がボランティアで料理しています。

 

「いつだれキッチン」が入る共助拠点「あらたな」裏に耕した畑

 

● コロナ感染拡大で休止中、野菜づくり開始

コロナ感染が拡大した3月に休止しました。その間、先月から施設の裏に畑を耕し、インゲンマメやゴーヤ、カボチャ、シソ、ジャガイモなどを栽培。畑仕事を止めた認知症の高齢者に再び農作業する機会をつくり、社会交流や自分の役割の意識を持ってもらおうと考えたのがきっかけでした。収穫した野菜は料理にも使用されます。

 

 

● おいしい手料理をテイクアウト

再開した今月4日には「布紗」の中崎とし江理事長と有志6人がおもてなし。煮物、たまご焼き、漬物、春雨サラダ、おからサラダ、チキンカツ、炊き込みご飯のメニューを振る舞いました。お勝手で腕を振るうスタッフに、来場者は「お久しぶりです!」とあいさつして再開を喜びます。近くの福祉事業所の職員ら来場者同士が会話を交わし、手料理をテイクアウトしていました。中崎理事長は「(コロナの影響で)今までのやり方には戻れないと思う。テイクアウトは新しい形の一つで、これからも手探りでもっといい運営方法を見つけていきたい」と話していました。

 

【いつだれキッチン】

開店日時:毎週木曜午前11時半~午後2時ごろ

場所:福島県いわき市平上荒川桜町1-1「あらたな」内

料金:原則無料

フェイスブック:https://www.facebook.com/itsudare/

 

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「いつだれキッチン、オープン」 2019年6月12日投稿:https://iwakikai.jp/blog/1229/