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投稿:2020年08月04日更新:2025年07月31日

教育・育成環境 ショートステイ

837.【介護保険部合同研修】認知症の方との信頼関係、どう築く?「心を開く介護」を学ぶ

いわき市にある医療法人医和生会介護保険部で定期的に実施している「合同研修」は、職員一人ひとりの学びと成長を支える大切な取り組みです。現場での実践に活かせるテーマを選び、立場や年齢を超えて意見を交わすことで、多職種が連携しながらよりよいケアを目指しています。

今年のテーマは「認知症ケア」です。

 

● 研修委員会による合同研修

医和生会の介護保険部では、年間を通した研修プログラムを組み立てており、その一環として、年に数回、職員が一堂に会する合同研修会を実施しています。昨年のテーマは「スピーチロック」「シーティング・ポジショニング」でした。今年からは各事業所の代表者によって研修委員会を組織してプログラム内容を検討し、「認知症の介護法」をテーマにしました。新型コロナウイルスの感染予防を考えて事業所ごとに開催し、研修委員会によるオリジナルの教材動画の製作も決めました。動画では認知症の方と信頼を築くための介護法を解説するほか、介護者と認知症者を演じての実践例の紹介などを収め、約50分に編集しました。

 

● オリジナル動画を見て研修

「ショートステイ」では7月28日に研修を実施。参加した職員7人のうち研修委員会のメンバー(介護職員・草野)が講師役を務めました。流す動画に登場する案内役の職員が、今回取り上げる介護ケアメソッドを解説。そのケアは人間らしさを尊重し信頼を築くためのテクニックで、不穏な認知症者を落ち着かせる効果もあるといいます。そのための具体的な方法として4つの技術を紹介。「大切に思っている」と相手に伝えるための話し方や触れ方のポイントを、職員の実演も交えて説明しました。

 

● 現場で学びを生かす

動画上映後、講師役の職員はこの介護法を現場で実践するよう、研修シートを配布。対象のご利用者様を決めて目標や具体的取り組みを記入し、1カ月後に変化を振り返ります。このケアで認知症の方との意思疎通が劇的に改善したある病院での事例動画も視聴し、初めて知った職員は「びっくりした。本当に効果があるか、現場で実際に取り入れて試してみたい」と意欲的でした。

ショートステイ以外の8つの事業所でも、オリジナル動画を教材に使用し、研修を実施。認知症の方との信頼関係を築いて生活の質を高める介護メソッドを職員間で共有し、現場で実践しています。

 

\「家で過ごせて本当によかった」その一言が、地域に寄り添う福祉の原点/

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