社会福祉法人「いわきの里」理事・村井弘と、施設長・畠山勲が、“ゲストティーチャー(特別講師)”としていわき市立平第三中学校を訪れました。
平三中では「総合的な学習の時間」を使って、将来を考え、職業について学びを深めているそうです。9月17日は1年生を対象に「ゲストティーチャーによる職業講話」が開かれ、2人は「高齢者福祉・介護」分野における講師を担当しました。
↑理事の村井
↑施設長・畠山
●ずっと必要とされる「介護」という仕事。
まず、「介護」という仕事の将来性・必要性についての話から。畠山は、いわき市の人口を中学生でもイメージできるように「総人口は約30万人、そのうち65歳以上は約10万人だから、3人に1人が高齢者という計算」と説明。この先も高齢者が増え続ける状況に触れ「介護の仕事は“人”がいる限りなくならない」「どこに行っても必要な仕事」と伝えました。
●介護職員の“リアルな姿”
次に、「1日密着動画」で介護職員の仕事内容を紹介。リハビリ、食事の介助、移動介助のほか、デスクで記録をつけるシーンや後輩に指導するシーンが流れました。畠山は「介護は重労働とか同じ仕事の繰り返しと思われがちだけど、実際は違う」とコメント。そのほか、「介護・福祉」に関わる資格として「介護職員初任者研修(※年齢制限がないので、中学生でも受講可!)」「介護福祉士」「社会福祉士」「介護支援専門員(ケアマネジャー)」などを挙げ、「資格を取得すると仕事の幅が広がり、着実にステップアップできる」という業界の魅力も語りました。
●この仕事に向いているのは?
畠山は「介護」という仕事の魅力は、「人に感謝され、必要とされること」と語りました。利用者様から「ありがとう、あんたがいて良かったよ」と声を掛けられるたび、喜びを感じる職員も多いといいます。このように「感謝されると嬉しい」「困っている人を助けたい」「笑顔を見たい」など“人”が好きな人は、対人援助の仕事に向いているとアドバイス。
また、利用者様の笑顔の写真に「平和」「幸せそう」「楽しそう」などの声があがると、「そう感じる子は福祉の仕事に向いている」と反応しました。
授業の最後に、生徒から「嬉しかったことは?」「一番のトラブルは?」など質問がありました。「仕事をする上で一番大切にしていることは?」との質問に、畠山は「とにかく人を大切にするという気持ち。利用者様も一緒に働く仲間も大切にしている。」と力を込めました。
<記者のひとこと>
この日、私たちのほかにも「マスコミ」「アパレル」「消防署」「自動車販売会社」といった職種の方もゲストティーチャーとして招かれており、生徒は関心のある講師の話を聞くというプログラムだったそうです。まず、約20人の生徒が「高齢者福祉・介護」を選んでくれたことは嬉しく感じました。
どんな仕事も大変なのに、介護は特に「大変そう」「重労働」とイメージされがちです。しかし、それは、ほんの一部を切り取った結果だと思います。実際に働くと、誰かの人生に貢献できること、自分の存在を必要とされること、目の前の人に感謝されること…そんな感動を覚えます。私たちは、その感動を多くの方に伝える役割と責任があります。このように、地域の中高生や大学生の前で話す場を今後も増やしていけたらと感じました。(事業推進室・皆川歩美)
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